日帰りで行くアメリカ旅行6【ヨコスカフレンドシップデー2018】

シナボン

ルートビアフロートのLサイズを飲んでしまったら、なんだか満足感が得られてしまった。

なにせ、カロリーが尋常じゃないはずだし、暑い夏にぴったりの冷たい飲み物だし、フードコートは涼しいし。

本来、このオフ会は「見慣れない米軍基地を探検しまくり、屋台で売られている料理やグッズに驚いたり感心する会」だった。つまり、貪欲さが何よりも大事。ハングリー精神こそがアメリカンドリームを生む。

しかし今日はどうだ、もう、朝10時過ぎにしてすっかりだらけてしまった。ルートビアのひとときが快適過ぎたからだ。

断言しよう、今この状況で、「こん棒のような」ターキーレッグを買う気力は全く湧かない!巨大なピザを買う意欲もない!

なんだかすごくまったりしながら、重たい腰を上げて基地内探検を再開させた。まずは、フードコートにご挨拶だ。

ルートビアを飲んだA&Wのお隣は、シナボン。ご存じ、シナモンロールを売るお店だ。シナモンロールで専門店ができてしまう、というアメリカの食習慣がちょっと驚きだ。

サブウェイ

サブウェイもある。

日本ではすっかり店舗が減ってしまい、残念だ。ヘルシーで美味しいと思うんだがな。とはいえ、「じゃあ何でお前はこれまでサブウェイを数えるほどしか利用していないんだ?」と言われると、言葉に窮する。

サブウェイって、「お店がなくなると残念な気持ちになるけれど、お店があってもあまり利用しない」というお店のような気がする。人によりけりだけど。

ショーウィンドーの前に、小袋のスナックが並ぶ。ハンバーガーで、フライドポテトをサイドメニューとして付ける感覚なのだろう。日本人にはない発想だ。たとえば、マクドナルドで「ハンバーガーのセットでポテトチップが付きます」と言われて、喜ぶ人がどれだけいるだろうか?

ポパイ

毎年、「ポパイ」のフライドチキンのストックを見て「おお、今年も頑張ってるな」という感想を抱く。ルーティンだ。

裏ではフライヤーフル稼働でフライドチキンを揚げている最中なのだろう、まだまだフライドチキンによる「茶色い壁」は構築途中。

以前ここでフライドチキンを買ったことがあるが、家に帰って食べてみたら驚くほど普通の味だった。なので今年は買わない。値段は決して安くないし、なによりも横須賀から東京まで料理を抱えて持ち帰る手間が面倒だ。

マンチュー・ウォク

チャイニーズ・デリのお店、「マンチュー・デリ」も健在。

マンチュー・ウォクの惣菜

「NO MSG ADDED」(化学調味料不使用)という掲示があって、さすがアメリカ人向けの中華料理店だと思う。西洋人は、化学調味料が体質的に苦手な人がそれなりにいるから。

そうやって健康に留意している一方で、並んでいる料理はどれも茶色い。緑黄色野菜も混じっているけれど、全体的に茶色三昧だ。そういう点で、これが健康に良いかどうかは不明。

背後にあるガスコンロの壁面には水道管が張り巡らしてあって、そこからちょろちょろと水が流れている。常時壁が濡れていて、まるでナイアガラの滝のようだ。おそらく、油汚れが飛び散っても壁にこびりつかないようにする配慮なのだろう。

僕がやたらと感心していたら、よこさんから

「それ、去年も同じ事を言ってましたよ」

と指摘された。まじか。毎年同じことに驚いて感心しているとは。

元々スバーロがあったところ

「あー、やっぱりそうだった」

フードコートを出て先に進むと、そこは見慣れないガラス張りのお店があった。フードコートと同じ建物だ。

ここは昔、基地内最大のピザを売るということで気を吐いていた「スバーロ」というレストランがあった。今年も、あわよくばスバーロのピザを・・・と思っていたのだけど、直前になって「待てよ、そういえばスバーロは撤退したという張り紙を去年見かけたな」と気がついた。

お店が何に変わったのか、興味があったのだけど・・・なんだ?これ。

扉には、「Market Basket」というロゴが刻まれていた。

やや?新しいお店が出来ている

あらら。

何だ何だ、何がはじまったんだ?

山積みになるランチボックス

へー。

中に入ると、どっさりと積み上げられたランチボックスの山。

どうやら、ここでお惣菜、というか、お弁当というか、テイクアウトできる料理を売っているということらしい。

朝10時にして、このストック。作った人はお疲れ様だ。

山積みになるランチボックス

これはサンドイッチ。1,000円。

うーん、高い。

5枚切りくらい?の食パン2枚で作ったサンドイッチだ。中にはハムがどっさり入っているとはいえ、ハムとレタスしか具がないサンドに1,000円は払う気にならない。

山積みになるランチボックス

「おいおい、このお店はかなり高いぞ」

2,000円のお弁当も売られていた。高い。中身がどうであれ、高い。

で、その中身はというと、「ミートローフ、マシューポテト、マック&チーズに、ボーナスとしてベーコンエピがついたもの」だった。写真を見る限り、あんまりうまそうにも見えない。

山積みになるバーガー

ベーコンチーズバーガーは1,000円、サラダは700円。

これまで、「米軍基地に行くワクワク感」というのは、豪快なボリュームの料理というだけでなく、「日本よりも安いぞ!?」という要素もあった。しかし、すっかりそお面影はなく、「単に高い」という有様だ。これは食指が伸びない。困った。

過去5年の基地訪問では見たことがないニューカマーだけど、どうしてこうも「買ってみよう食べてみよう」という気にさせられないのか。

積極的な女性店員さんに、情熱的にオススメされた。

「おいしいよー!私と同じくらいおいしいよ!」

アメリカンジョークかな、これは。

「えー、本当?僕、食べたことないからわからないや!」
「おいしいんだから!」

これはジャパニーズ下ネタかな。我ながらスケベオヤジみたいな返しをしてしまった。

店内

カウンターの奥には厨房。

平常時はここでお会計もやっているらしい。

天井から、「SOUP OF THE DAY」と書かれた看板がぶら下がっていた。どうやら、スープは日替わりらしい。

店内

カウンターのお会計レジには、ホットドッグやハンバーガーのメニューが出ていた。これらは平常運転の時に、基地の人たちが頼むものだ。

何故「Two Hot Dog」なるメニューが存在するのか、日本人の僕には理解が及ばない。「1本じゃ物足りないんだよなあ、2本くらい食べなくちゃ」と思っている人が、それだけ多いということだ。信じられない。

僕だったら、1本食べて足りないなら別のものを頼む。同じものを二つ立て続けに食べる、という発想はない。なんともワイルドだ。こういう細かい文化の違いの発見こそが、米軍基地探検の面白さだ。

(つづく)



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