地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

16:09
徳沢から明神に向けて歩いていると、とても美しい景色に心が踊る。

明神~上高地間と比べて変化に富んでいて、川、地面、樹木、全てが美しい。新緑の季節だからというのもあるだろう。

もし自然満喫が目的で上高地を訪れるなら、頑張って徳沢までやってくるといい。

16:11
おや、ここにも猿の親子が。

子猿はまだよちよち歩きだ。今年産まれたのだろう。でも立派なもので、つたないけれど四本足で歩ける。なんで人間だけはこんなに成長が遅いんだ。生後半年でようやく寝返りだぞ。

とはいえ、母猿は子供が心配で、しっかりと脇に陣取って子猿の様子を見ている。微笑ましい光景だ。

母猿が先導して歩いて見せて、それを子猿が真似をしてついていく。テケテケ、と歩くのがかわいい。

最後はぴょん!と跳ねて母猿の元へ。

こちらにも親子猿がいる。猿は群れで行動するので、一匹いたら近辺にたくさんいるのだな。

人が歩く道の脇を堂々と歩く猿も。

この猿たちは人間に対して警戒心を見せていない。もちろん、距離が近づくと戦闘モードになるのだろうけれど、お互い十分な距離があるならば不干渉だ。

おかげで猿の生態を観察できて面白かったのだが、いずれは猿が人間を全く恐れなくなって、食べ物や荷物を奪ったりお店に陳列されている商品を盗んだり、という時代が来るのかもしれない。

16:27
徳沢ロッヂから40分弱で明神館に到着。思ったより早く着いた。

標高1,500メートルの木々と空

16:31
白樺をはじめとする雑木林が美しい。これから芽吹いてくるのだろう。

16:34
河原に見えるケショウヤナギも美しい。

このヤナギは、幹が白いのに小枝が赤いことから、「化粧をしているようだ」ということで名付けられている。確かによく見ると、赤い小枝が見える。色が淡い水彩画のようで、とても美しい。

この界隈では上高地から横尾の間の河原にだけ自生しているようで、大正池あたりでは見られない。本来はシベリアでよく見かける植物で、日本だと北海道と長野県だけ存在するらしい。雷鳥と同じ、氷河期の生き残りだ。

なので、地球温暖化とともにどんどんこのケショウヤナギは居場所を失っていくのだろう。

16:44
明神から小梨平に向かう。

深い樹林帯を歩く道は気持ちが良いのだけれど、変化に富んでいるという点ではやっぱり明神から徳沢のほうが面白い。

16:56
小梨平キャンプ場の建物が見えてきた。

徳沢から1時間ちょっとで到着できたことになる。かなりペースが早かったな。おかげでまだ日が高いうちに雑用がこなせそうだ。

ケビン。

小梨平にはA型からD型までのケビンが存在する。一戸建てっぽく見えるけれど、この建物(A型ケビン)は2部屋がひとつ屋根の下にある長屋スタイルだ。

一人泊はできない。最低でも二人以上、ハイシーズンになると三人以上の宿泊が条件になる。なので、ソロキャンプの僕にとっては無縁だ。

このケビンにはキッチンも調理器具も食器もあるので、自炊が可能だ。便利なものだ。ただし、トイレがついているケビンと、屋外の共同トイレを利用するタイプのケビンがある。

立ち並ぶA型ケビン。

キャンプ場でテントを張っている人たちと、ケビンに宿泊している人たちとでは明らかに人種が違う。ケビン泊の人たちは「高原リゾートを楽しんでます」感がある一方、キャンプ場の人たちはワイルド感がある。服装や顔つきで、どっちに宿泊している人なのかがだいたい検討がつく。

(つづく)

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