戦場の癒やしは温泉【日光湯元キャンプ・戦場ヶ原縦走】

2019年08月04日(日) 2日目

06:35
2日目の朝がきた。

何もレンタル品を借りず、自前の荷物だけで一晩を乗り切った。寝袋なんて僕のぶん一つしかないので、それはいしが使った。僕はというと、毛布を持参して、それにくるまって寝た。全く問題はなかった。むしろ寝返りなど行動が厳しく制約される寝袋よりも快適だった。

上高地だとこうはいかない。でかくて重たい毛布を小梨平キャンプ場に持ち込もうとすると、かさばって仕方がない。この日光湯元キャンプ場は、すぐ近くまで車で乗り付けることができるからこそ毛布の持参ができた。

青空が心地よい。

改めて周囲を見渡すと、ゲレンデの緩斜面の上のほうまでぽつぽつとテントが建っている。やあ、駐車場からあそこまでテントを運んだのか。お疲れ様だ。

画面が白っぽいのは、朝の湿気と冷気のせいでカメラのレンズが結露したからだ。キャンプをするなら、結露対策は考えないといけないな。レンズにカビが生えて使い物にならなくなる可能性がある。

僕は夜明けとともにソワソワして起き出したけど、いしはまだ睡眠中。慣れない環境でよく眠れるものだと感心する。

テントは、一応夜露をしのげるけれども遮光性能はほぼない。夜が明けるとギョッとするくらいテント内が明るくなるし、気温が上がって暑さに我慢できなくなる。

いしは、忙しい夜勤の際の休憩時間は「うっかり熟睡して寝過ごさないように」ということでわざとベンチで仮眠を取ることもある、と言っていた。逆に言うと、「さあ熟睡していいぞ」となったら少々のことでは起きない身体になっているらしい。

06:43
テント脇に置きざりにしていた三脚に、トンボが留まっていた。トンボさんおはようございます。今日は何をして過ごそうか思案中ですか?

06:48
ゲレンデのうち駐車用に近いエリアは、比較的地面が平坦なのと便利がよいことからテントがいっぱい。

かなり大掛かりなテントを建てているな、という印象。

テント脇に車を横付けはできないものの、駐車場が近いのでほぼオートキャンプの装備だ。

タープを立てているテントも多い。テントを覆う屋根のようにタープを立てているテント、前室の拡張として「ひさし」用途でタープを立てているテントなどある。

僕は昔タープを持っていたのでわかるけど、建てる際にバランス調整がちょっと面倒だ。よくやるな、と思う。でもそれだけ便利なのだろう。

一方、写真では目の前にある白いテントが僕らのテントだけど、至ってシンプル。だって、もともとが登山用の軽量コンパクトテントだから。持ち運び楽ちんだけど、その分居住性は犠牲になっている。狭い。

06:53
トイレに行くため、休暇村の駐車場を突っ切る。

そこで気が付いた。おや?休暇村の外壁に、「山売店」という看板がでている。

「薪・炭ここにあります!!」と書いてある。へー、そうだったのか。

看板を見ると、「キャンプ用品アウトドア用品レンタル他」とも書いてある。なるほど、だったらここであれこれ調達することはできたっぽい。今回は何一つ不自由しなかったけど(ノンアルコールビールの調達除く)、何か忘れ物があったときに重宝しそうだ。次の利用のためにも覚えておこう。

ただ、営業時間が9時から16時だ。今回の僕らみたいに、18時近くなってからのキャンプ場到着だと利用ができない。なので、どちらかというとデイキャンプ的な使い方に向いているお店だ。

07:18
寝ているいしに起きてもらい、朝ごはんにする。

まずはトマトジュース。左が「みつこのとまとジュース」。ええと、右は誰のだ?

けい子のトマトジュースだった。へー。

飲み比べてみたが、たしかにそれぞれ味の個性が違う。野菜ならではの青っぽさの濃淡が違うし、甘みも違う。ああ、こうやって飲み比べていくと面白いな。

(つづく)

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