おかでん結婚式前後のできごと【倉敷・吉備路】(その20)

リッツ・カールトンの朝ごはんビュッフェの写真をあれこれと。

僕らはこれを食べたのが2019年12月11日だけど、このあと数ヶ月後に新型コロナウイルスの流行が訪れ、それ以降はビュッフェ営業をやめてしまった。今、このお店に朝ごはんを食べに行っても、単品かセットメニューを提示されるだけだ。

偶然だけど、良いタイミングでお店を訪れることができた。

ひじきときんぴらの間においてある鍋の中身はナシゴレン(インドネシアやマレーシアで食べられるチャーハン)。アジア料理が若干ごちゃまぜ。

玉子焼きが、まるで手巻き寿司パーティーの際の寿司ネタみたいにずらっと並べられている。

そしてその奥には、麩、わかめ、刻みネギ。どうやら奥のストウブにはお味噌汁が入っているらしい。

中身を見せて客に存在をPRしないというのは面白い展示のしかただ。

このあたりはご飯と漬物類。

ご飯はグレーのストウブに入っているのだけど、これで事足りてしまうのがリッツ・カールトンの朝食ビュッフェだ。

実際僕らはご飯を食べることなく、このお店を後にした。もちろん食べてみたかったが、他の料理に胃袋のキャパを取られてしまってご飯および和食に手が届かなかった。無念だ。

たぶん、このビュッフェを3日連続使うくらいのことをやれば、ご飯にたどり着けると思う。2日連続じゃ、まだご飯にたどり着けない。洋食のほうに気を取られる。

鮭とサバが網の上で焼かれていた。いや違う、焼いたものが網の上でディスプレイされている、というのが正しい。

これが冷凍品なのか生のものを使っているのかはわからないけれど、こうやって網の上に並べられていたら迫力が違う。シルバーの殺風景なトレイとか、白い楕円形のお皿に盛られているだけのと大違いだ。

やめてくれ、頭が混乱する。

パンのコーナーに行くと、立体的にパンが配置されている。クロワッサンなんてまるでひまわりの花のように広がる並べられ方になっているし、そもそもお皿も黒くて斜めの切り口で小洒落ている。

これまで、ビュッフェレストランを数多く食べてきたが、そのほとんどすべてが温泉旅館かビジネスホテルだ。そういう場所だと、とにかく長いカウンターがあって、水平に料理が並べられているというのが相場だ。そう、「水平」というのがデファクトだ。

いっぽうここは、垂直方向にも料理が並ぶことがある。

しかも僕がこれまで培ってきたビュッフェの整理学、つまり「ははーん、ここからは洋食コーナー、この先は和食、そしてサラダがあって、ご飯とパンがあって・・・」という理解が通用しない。

だって、クロワッサンの横にプリンが置いてあったりするんだもの。

しかも、3種類。プリンだけで3種類もあるって、どうするんだよ。目移りしちゃって選べないよ。

まるで岩のりでも入っているかのような瓶のプリン。これ、1個でも結構高そう。

カウンターに対して斜めにディスプレイする、のは「おっ!」と思うよな。しかも四角い皿?台?が黒だし。むしろ黒だと料理が浮き上がって見えて、映える。あんまり世の中の朝食ビュッフェで、黒いお皿を使うという発想はないよな。

中途半端にこういうセンスを取り入れても、イキってる感が出るだけだ。でも、このお店のように料理全般にグッと引き締まる色合いの盛り付けや展示のしかたをしているので、とてもかっこいい。

これ以上個別のものを撮る気が失せて、遠景で撮影。

ジャムがガラスの容器に入っている、というのも高級レストランならではだ。よく思い返してほしい、普段遣いのビュッフェレストランだったら、1人前の使い捨て容器に入ったジャムをご自由にお持ちください、だぞ。

カウンターテーブルにマフィン類、その空中にはパン・オ・ショコラなど、そしてその奥には瓶に入った牛乳。目移りするというより、目の焦点があわせにくい。

ここでしばらく食事をする生活を過ごしていたら、視力が上がりそうな気がする。キョロキョロしてあちこちの距離に対してフォーカスをあわせようとするので。

ヘーゼルナッツロール。

こういう料理をスキレットでちゃんと作っているんだからすごいよな。

そして、手間暇かかった料理なのに、客の誰も見向きもしていないというこの優雅な時間たるや。本当に、誰一人としてがっついていない。もちろん、僕らみたいな一見さんのお客さんらしき人も中にはいる。でも、この空気感に圧倒され、みんな大人しく食事をしている。

大規模な温泉旅館の朝食ビュッフェのワイワイした雰囲気とは大違いだ。

温泉旅館の場合、浴衣という人を開放的にさせるコスチュームを身にまとっているから、気が緩んで大きな声が出るという側面もあるだろう。

(つづく)

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