コロナ時代、帰省を諦めテントを張って川で過ごす【みよりふるさと体験村1】

男鹿の湯の入り口。

営業時間は9時から21時で、日帰入浴は11時から15時。

新型コロナウイルスが流行して最初のアウトドアシーズン、ということもあって、施設側は警戒をしている。

入り口入ってすぐのところに1~3までの番号札があって、キャンプをする人はそこから紙を1枚ずつ持っていくことになる。

1枚目は、注意事項と誓約書。コロナの陽性疑いではないということも誓約しないと受付ができない。

2枚目はゴミ出しルールについて書かれたもの。

3枚目はこのエリアの地図。

1枚目の誓約書にすべてチェックをつけたら、受付で検温などがある。できるだけ対面でのやりとりは避けたいという施設側の思いだろう。

みよりふるさと体験村マップ。

この施設の面白いのは、駅のすぐ脇にキャンプ場があることもさることながら、線路を挟んで向こう側にも敷地が広がっていることだ。

今いる受付の建物から歩いて線路の下をくぐっていけば、そこにもキャンプエリアがある。

キャンプエリアは、「A:森エリア」「B:スキー場跡地エリア」が線路の向こう側にあって、受付すぐ脇には「C:BBQ場エリア」もある。そして、コテージが8棟ある。

外に出てみると、なるほど確かに盛土の上に駅のホームが見える。

ローカル線なので、当然無人駅だ。

ローカル線とはいえ、浅草に直通する列車も走るので全線が電化されている。そのため、電線がたくさん張られている。

受付正面の駐車場の奥にトンネルがあって、線路をくぐり抜けるとそこがキャンプエリアだ。

元スキー場だったそうだが、この山を見て「よくぞこんなところにスキー場を作ったものだ・・・」と感心させられる。今じゃ信じられないが、昔はスキーが本当に人気だったんだな。

受付の建物の脇が、「C:BBQ場エリア」のキャンプ場となる。炊事棟が芝生の上に建てられていて、その周辺にテントを立てることができる。この界隈は巨大なテントを立ち上げているグループが何組もいた。

キャンプをやる人というのは2通りいる。できるだけ人を避けるように、遠くにテントを張りたいと思う人。または、利便性重視で、人目につくところにテントを張るのに躊躇がない人。

僕は前者だ。30年近く前から、一貫して「できるだけキャンプ地の中でも辺鄙な場所で」ということを心がけてきた。

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なので、「よくもまあこんなところでテントが張れるものだな」と驚きをもって彼らを見てしまう。

でも、テントのサイズを見れば納得ではある。とにかくデカい。オートキャンプを前提とした、人がテントの中で直立不動になっても頭がつかえないくらいの高さと横幅のテントがグイグイと張られている。こりゃ、相当に重たいはずだ。車がすぐテント脇に横付けできなけりゃ、肉体労働になって大変だ。

そもそもこういうテントを張る人は、その他キャンプ用品を山のように持ち込んでいるはずだ。荷物の運搬は大変だろう。

一方僕らはというと、山用のテントということもあって荷物はコンパクトだ。しかも人の近くには居たくないので、線路向こうのエリアに引きこもるつもりだ。

BBQ場。炭火焼きができる囲炉裏と、水道完備。各囲炉裏には火消し壺が完備されているのが親切。

バーベキューは「昼の部」と「夜の部」に分かれて利用する。

BBQ道具セットとかBBQ食材セット、といったものが有料で用意されているので、実質手ぶらでここに来てもバーベキューが楽しめる。

受付棟からまっすぐ伸びる道路。その先には、建物が軒を連ねている。あれがコテージ。

兄貴一家は、今晩このコテージに泊まるそうだ。

コテージはえらく立派な作りだった。キャンプ場併設のコテージなんて、ベニヤ板で作ったんじゃないか?というような安っぽいものがたくさんあるのに、ここはとても立派。へえー、すごい。

(つづく)

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