コロナ時代、帰省を諦めテントを張って川で過ごす【みよりふるさと体験村1】

キャンプ場から中三依温泉駅方面を見たところ。

ホームが見えるけれど、その視界を遮るように建物が建っている。

建物には看板が出ていて、「みよりふるさと体験村センター そば打ち体験道場」と書いてあった。

そうか、なんで「ふるさと体験村」という施設名なのかと思ったが、こういう体験もできるのか。

この建物の脇にトイレがある。

男女共同で、1つ。

1つじゃ足りないんじゃないか?と思うが、先ほど受付時に貰った地図を見ると、建物内にも別にトイレがあるそうだ。どちらも24時間利用できる。

トイレの中。きれい。

そして洗面所。

こういうのを写真撮影しているのは、当時日本全体がコロナの兼ね合いで衛生管理にピリピリしていたからだ。手指消毒をどうすればよいのか、心配する人はとても多かった。

1年2年もすればその緊張感はすっかり風化してしまったけど、2020年当時はいかがわしい「ウイルスに効果がある」とされるなにかを持ち歩いている人がいたし、アルコールスプレーや除菌ウェットティッシュを肌身離さず持ち歩いている人もけっこういたものだ。

僕らがテントを張っているBエリアの隣、Aエリアの様子を見に行く。「森エリア」と呼ばれる場所だ。

ここには2棟のコテージと、約10張分のキャンプスペースがある。地図では「ソロキャンプ向け」と書いてあった。

森エリア。

僕らが陣取ったスキー場跡地エリアよりも土地が平らだ。

寝泊まりする上での安定感はこっちの方が上っぽい。

ここまで車で入り込んでいる人がいる。狭い道を通過できるなら、車がキャンプ場に入るのはNGではないらしい。

当初僕らもこっちのエリアを利用しようかと思ったけれど、トイレまで遠いことを理由にやめた。トイレは、そば打ち道場のところまで歩いていかないといけないからだ。

ロッジ2棟が階段状に並ぶ。

プロパンガスが設置されているのが見える。あの建物の中にはガスコンロがあって、煮炊きが自由ということだろう。別のロッジに泊まった兄貴に後で聞くと、食器や鍋釜類は一通り揃っていたそうだ。貸別荘と一緒で、便利だ。

姪たちが川に行きたがっていたので、川で水遊びをすることにする。

もう日が傾いているよ、といっても、「今日も行って明日も行くの!」と言ってきかない。じゃあ急がないと。川の水は本当に冷たい。薄暗くなってから川遊びは厳しい。

川に向かうには、受付がある建物の脇から細い道を下りていくことになる。

建物には「シーツ返却所」と書かれていて、ロッジ宿泊客はここにリネン類を返却するルールになっているらしい。

そのシーツ返却所の脇から、川へ。

「ひみつのぬけ道」と書いてある。

(つづく)

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