一人旅で心のリフレッシュ、ひたすら歩く歩く旅【高崎】(その18)

いが栗が道路に落ちていた。

こういうのを見て「ああ、秋だねえ」と感慨に浸れるのも、徒歩旅ならではだ。

車だったら当然感じられないし、自転車でも無理だ。ひたすら歩いて歩いて歩き続けている今だからこそ、こういう景色に心が動かされる。

特に2020年春のコロナ緊急事態宣言から1年半。未だに人があちこち動き回ることに課題が残っている。こうやっててくてく歩くなんて、本当に久しぶりだ。

コロナの流行を経て、コロナそのものでおなくなりになる人だけでなく、運動習慣が断絶したなどの理由で結果的に寿命を縮めた人って多いと思う。僕もそう。たぶん、コロナのせいで不摂生になったと思う。

12:39
道路の両脇に、石の柱が1対立っている場所に来た。柵はないものの、ここが門であり、手前と奥とでは扱いが違うぞ、ということがうかがえる。

「あれっ、この先私有地立入禁止かな?」と一瞬身構えたが、特にそういうことはなく一般人も通過できる。

看板が立っていた。単なるごみの不法投棄禁止の警告ではなく、書いてあることが独特だ。

ここは、心身に障害のある人たちが生活している施設です。
豊かな自然環境の中で生活をしていますが、ごみの不法投棄に大変迷惑をしています。
不法投棄の現場を発見した場合は、警察に通報します。

国立のぞみの園

そう、ここから先は重度障害者が居住する障害者支援施設だ。独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園、というのが正式名称だ。

「独立行政法人」って国から助成されているとはいえ独立しているのだから、「国立」を名乗るのはおかしいのでは?と思ったが、別に珍しいことではないらしい。「国立新美術館」や「国立西洋美術館」が「独立行政法人国立美術館」管轄であるように。

今回の徒歩旅で、ある意味最大の関心事だったのがこの施設だった。航空写真の地図をPCで見ていると、目立つ姿をしているからだ。

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