
カフェ・ド・コイショの2021年は、グッズ販売を始めた年だった。かわいいマスコットキャラは既に以前から存在していたが、今年はTシャツや手ぬぐいなどがレジで売られるようになっていた。へえー。
買ってお店を応援したい気持ちもあったが、我々夫婦はあんまりグッズ類を欲しいと思わない性分。なので、スルーさせてもらった。

ランプ。
窓際の席は日当たりがよくのどかな雰囲気があるが、窓からちょっと離れただけで薄暗くなる。
こんなこと、当たり前に決まっているのに、都会のマンションぐらしをやっていると全然意識することがない。そもそも、「暗いな」と思ったらすぐに照明のスイッチを入れるし。
それにしてもこのランプの明かりの乏しいことよ。これ1つじゃ、全然周囲を明るく照らさない。

弊息子タケにも、ランプを見せる。
彼はなんのこっちゃ全然わからないだろうけど。

カフェ・ド・コイショの立て看板が「嘉門次小屋」の前に立っていた。大きいし、目立つし、カジュアルで気さくな雰囲気なので効果は抜群だと思う。

12:07
穂高神社奥宮に参拝する。
昨日穂高神社にお詣りしたばかりなので、コンプリート感がある。神社の参拝に「コンプリート」という表現を使うのは不謹慎だと思うので、言葉を変えれば「達成感」、いや、もっとマイルドな方がいいから「満足感」とでも言おうか。

せっかくなのでタケにお賽銭を入れさせる。
生後7ヶ月ちょっとの子どもにコインをもたせると、人差し指と中指で握りしめ、そのまま離そうとしなかった。まだ物を掴んだり離したりすることすら自由にできないお年頃だ。
それにしてもこうやって見ると彼の耳はデカい。会う人に「福耳ですね。将来お金持ちになりますよ」と言われるのだが、彼がお金持ちになる前に彼の養育費で僕はものすごい散財を強いられる。47歳にして産まれた子なので、彼が将来お金持ちになった頃には、僕はもう死んでいるだろう。投資回収ができないのが残念だ。

青空、黄色い葉っぱ、すべてが美しい。

岩魚の塩焼きでおなじみの嘉門次小屋。
いつも観光客で賑わっている場所だが、この日は昼どきでもそこまでお客さんが多くなかった。
時期的なものもあるし、コロナのせいもある。
ツアー客の場合、現地解散現地集合の自由時間を使って、明神までやってくる人が多い。で、せっかく明神まで来たのだから、とここで岩魚を食べて帰る。しかしいまはコロナのせいで団体旅行が非常に減っていて、そのせいでここのお客さんも少ない。

明神橋の柱に貼り付けられた、警告表示。
1ヶ月半ほど前、この界隈で地震が起きている。今後も地震が継続するかもしれないので、落石に気をつけてくれ、というものだった。
特に、梓川右岸の道は一部崩落し、道が塞がったりしたらしい。
このあと、2020年5月には岳沢に大規模な雪崩を伴う地震が発生しており、緊迫感がある状態が続いた。
近くに焼岳という活火山があることから、いつ火山活動が活発化するかわからない。焼岳の溶岩が梓川を塞いだ結果、大正池が出来たくらいだ。次また噴火したら、上高地が陸の孤島となってもおかしくない。

飛行機雲がきれいに見える。
上高地は人里離れた別世界のような印象を受けるが、比較的近い上空が飛行機の航路になっている。そのため、耳をすませば時折「ゴーッ」という飛行機の音が聞こえてくる。
(つづく)
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