1日目夕食 ヨセミテバフェ-1
【時 刻】 20:00
【場 所】 ヨセミテビューロッジ内レストラン
【料 理】 バフェ
【料理の写真:なし】
夕食の写真がないので、代わりにこの日宿泊したホテルの外観の写真をお楽しみくらはい。ヨセミテ国立公園の入り口近くにあるモーテル型ホテルだった。
さて、夕食なんである。ホテルに付属するレストランで食事をすることにしたのだが、正式な形でアメリカの料理を口にするのは今回が初めて。さぁて、機内食やらCOMBOやらでは測れない、アメリカ料理の神髄ってのを見せてもらおうじゃあありませんか。
レストランでは、「evening buffet」をセレクト。「バフェ」を知らない人の為に説明しておくと、要するにバイキングの事なんである。「buffet」=「ビュッフェ」なのに、バイキングなんである。バイキングということで、いろいろな料理をちょっとずつ食べていけば「アメリカにおける料理の傾向と対策」ってのが見えてくるのではないか、という魂胆がおかでんにはあった。
とりあえずひととおり料理を食べてみたのだが、「うーん・・・」と首をひねりっぱなし。やっぱり、想像通りおいしくない。おいしくないのだけど、「傾向と対策」があるかといえばあまりないような気がする。ある料理は妙に薄味かと思ったら、別の料理で急にわざとらしい味になったりする。ただ、一つ言える事は味がやたらとストレート、ということ。ダシという概念が全くないらしく、深みがない味つけだった。 中には一種類くらいは・・・と救いを求めたのだけど、一番シンプルであるはずのサラダでさえ、濃い味がするドレッシングをかけるために台無し。これには参った。
ジーニアスは、「唯一これだけはまとも」と言いながら、味気ないクラムチャウダーみたいなものばかりすすっていた。しかし、味気ないものだから、食べる前塩をばさばさかけている始末。こんな料理が「まだまし」だなんて、喜劇だ。
併せて注文したナパバレー産の白ワインを飲みながら、アメリカにおける料理とは、と議論。周りは全員アメリカ人だから、少々デカい声でアメリカ料理の悪口を言っても、誰もとがめやしない。
「これがアメリカの平均的な味か?」「こんなもんだって、アメリカ料理なんてものは」・・・
まだあきらめがつかず、お皿いっぱいに料理を盛りつけてテーブルに戻ってきたおかでんに対し、ため息をつきながらジーニアスはこう言った。
「馬鹿だねお前は、全種類食べたってまずいものはまずいんだから。」
(つづく)
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