魚まみれお泊まりオフ2013

久里浜港を出港

我々が船の上でようやくほっとした時には、フェリーは既に出航していた。久里浜港をゆっくりと離れていくのを、我々はデッキから眺めた。11月中旬ということでやや肌寒さを感じる季節にはなったが、旅情というキーワードを前にそんなことは言ってられない。全員、何かの罰ゲームのようにデッキに並び、去りゆく三浦半島を見送った。

謎の部屋
グリーン室でVIP気分

デッキの片隅に、立ち入りができないようにしてある部屋があった。何だろう、と思って近づいてみると、これは「グリーン室(特別室)」だった。3,000円でこの部屋を貸切にできるのだという。

船に乗っている時間なんてわずかなのに、なんでそんな贅沢を・・・と思うが、そういうところにお金を払うのがVIPたるゆえん。「もったいない」なんて考えるようじゃ、VIPの資格はない。

しかし、この部屋は20名まで使えるという。割り勘すれば一人あたりの負担額は全然大したことがないし、ソフトドリンク無料券が4枚サービスで付くという。そう考えれば、あながち悪い話じゃない。我々のように6人だと、一人頭500円だからちょっと高いとは思うが、10人くらい集まれば全然アリなんじゃないか。もちろん、「旅行だあああ、ひゃっほううう」とテンション高い人たちに限るけど。

房総半島が見える

僕が家から持ち込んだ「いいちこ」を、ハンドルを握らない人たちに勧めて回る。自分がお酒を飲まないものだから、その分他人に勧めるという構図。で、瓶を持ってきたはよいものの、肝心のコップを忘れていたので、全員キャップに焼酎を少量注ぎ、それを一気に煽っていた。寒い時にはこれに限る、とか言いながら。

そうこうしているうちに、前方の房総半島がぐいぐい大きくなってきた。うかうかしていると、あっという間に到着してしまう。

金谷港

金谷港。目の前に、鋸山が見える。江戸時代は採石場として栄えた場所だ。

おっと、のんびりしている場合ではない。車に戻って、出発の準備をしなければ。金谷からばんやまではあと少し。

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