魚まみれお泊まりオフ2013

店内の様子

拡張を繰り返した結果、かなり客席は広くなったばんやではあるが、それでも需要に追いつかない。大混雑をくぐり抜け、ようやく客席に案内された。

車で訪れる場所柄、居酒屋利用として長っ尻でガンガン飲んでいるような団体はほとんど見当たらない。お昼だから、というのもあるだろう。比較的客回転は良いと思うのだが、それでも週末昼時はかなり待つのだから大変だ。

注文表

着席すると、テーブルにある注文表にオーダーを書いていく。メニューが頻繁に入れ替わるからだろう、POSによるオーダー管理は未だに行われていない。

「とりあえず、焼く・煮る・揚げる・刺身など、各ジャンルからまんべんなく注文したいよね」
「一人2品くらいを目処に、注文しようぜ」

なんて話をしながら書いていくのだが、もう何がなんだか、わちゃわちゃだ。メニュー数は多いし、こっちは6名だし。「○○が食べたい」と誰かが言うと、「えっ、何それ?」と全員が一斉にメニューボードを振り返る。それを繰り返しているうちに、バランスが取れているのか取れていないのか、量が多いのか少ないのか、さっぱりわからなくなってしまうのだった。

お酒やソフトドリンクも書き加え、店員さんに「とりあえずこれで。」と提出した。

「これだけ書いておいて、『とりあえず』って何だよ」

思わず全員で苦笑してしまう。料理17品なので、なんやかやで一人3品近く頼んだことになる。ばんやは1皿の料理がとても多いことで定評がある。一人3品食べよう、というのは結構な冒険だ。膨大なメニューの前に全員頭に血が上ってしまい、ついつい頼みすぎた。

「喰い地獄にならないように気をつけたんだけどなあ」

さらに苦笑い。料理が一品も卓上に並ぶ前から、喰い地獄が確定した予感。でも、それがこのオフ会の趣旨なんだから、全くもって正しい行為だ。

太刀魚の天ぷら
つみれ汁
イカかき揚げ
クジラ陶板焼き

さあ料理が届き始めた。車の運転をしない人は昼酒モード一直線。ハイボールやかち割りワインを片手に、もう片手に箸を振り回し、会食開始。

何しろ、料理数がかなりある。わんこそば状態で次々料理がやってくるので、ゆっくり食べているとお皿がテーブルからあふれてしまう。三角食べ、なんて小学生的技法を使うのは御法度。目の前にある料理を無心に食べ尽くせ。それがジャスティス。

上から、太刀魚の天ぷら、つみれ汁・のり汁、イカのかき揚げ、クジラの陶板焼き。

「今晩も、明日の朝もここで食事だぞ?夜に出てくるような料理は避けないと、カブるぞ」

と注文時にお互い声がけして、注意はしていた。なので、「さすがにかき揚げは夕食に出ないだろう」「まさかクジラは夜出ないよね?」などと配慮して注文した品々だ。

黒々としたクジラがこんもりと盛り上がっている。これだけざっくばらんにクジラが食べられる場所というのは、日本では・・・いや、世界では本当に少なくなった。でも、クジラってあらためて食べるとそんなに旨いもんじゃないな。

捕鯨問題を語る上で、どうしても僕らの世代以上の人は「俺が子供の頃は給食でクジラの竜田揚げが出てきて」とノスタルジーとごちゃ混ぜにして語り出す。だからややこしくなる。クジラは賢い生き物だから捕っちゃダメ、というのはしょーもない論点だと思うが、だからといって食料としてクジラを積極的に食べるかどうかというのとは別問題だ。

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