魚まみれお泊まりオフ2013

穴子天プラ
ままかり唐揚げ
グラタン
ミックスフライ

それにしてもばんやの厨房たるや恐るべき調理能力だ。あらゆる料理を次々と提供し続ける。やってくるお客の数が尋常ではないのに、それをしれっと、しかも多種多様なメニューで迎撃してみせる。

カマ焼きのような料理はさすがに時間がかかるのだが、それ以外のものは煮物含めてかなり早く仕上げてくる。煮物なんて、これだけのお客さんがいれば同時注文数は相当なもののはず。一体厨房にはどれだけの雪平鍋とコンロがあるというのか。

写真は上から、穴子天ぷら、ままかり唐揚げ、グラタン、ミックスフライ。

いよいよ「グラタン」という洋食まで手を出したのか!と驚いて頼んでみた品。確かに、出てきたのはグラタンだった。わざわざばんやに来てまで食べる必然性はないと思うが、家族の場合はお子様に嬉しいメニューだ。さすがにチビッコは、塩焼きだのなんだのはあまり好まないだろう。

ママカリといえば、酢漬けにする魚というイメージがある。そもそも岡山の名産であり、「あまりに旨くてご飯が足りなくなり、隣の家にご飯を借りに行くくらいだ」ということからその名前が付いている。実際そこまで旨くはないが、東京界隈ではあまりお目にかからない。でも、このばんやで取り扱っているということは、保田漁港で水揚げがあるのだろう。

天ぷらで食べる、という機会はこれまでなかったし、これからもなかなか無いと思う。地味に、貴重な体験をした。

ワラサかま焼き
朝獲れ850寿司
シーバーグ
サバ唐揚げ

参加者全員、豪快に食べていく。「まだ出てくるぜ、オイ」と半笑いになりつつ。でもさすが6名で訪れただけあって、出てくるそばから料理がどんどんなくなっていく。やはりばんやは大人数で行くべき場所だ、とあらためて感じた。

しかも今回はオフ会ということなので、全員が「魚、食べまくるぞー」と志願しての参加だ。食う気満々だ。「なんとなく付いてきました」という人はゼロ。しかも全員ばんやについては予習済みなので、話が早い、そして食べるのも早い。

写真上から、ワラサかま焼き、朝獲れ850寿司、シーバーグ、サバ天ぷら。

ワラサかま焼きはばんやに行ったら是非食べておきたい料理の一つだ。「これはもうカマ部分ではないだろう」というくらいに豪快に切り取られた身は、可食部分がとても多くて食べ応え十分。骨を箸でこそげ落としてしみったれて食べるという世界とは無縁だ。お値段630円と安いし。ただし、うっかりこれを頼むと、コイツだけでかなり満腹にさせられてしまう。「お得」な料理は、時には胃袋を圧迫するので悩ましい。

「食べきれなかったら、持ち帰り用の容器もあるよ」
「どうするんスか、今晩もここで食事ですよ!?」

料理が並ぶ

いい加減料理がテーブルに載らなくなってきた。6人で一つの料理を取り分けるためにはお皿をローテーションしなければならないのだが、そのための空きスペースがなくて苦労しはじめた。おしゃべりはいい、口を開ける暇があったら魚を食べるんだ。

エンザラ煮
活〆カンパチ刺
アジなめろう
煮あわび

写真上から、黒カマス科エンザラ煮、活〆カンパチ刺、アジなめろう、煮あわび。

「黒カマス科エンザラ煮」とは何か?と注文する際に議論になった。調べてみたら、「エンザラ」という魚の煮付けで、そのエンザラなる魚は黒カマス科に属する生き物なんだそうだ。エンザラっていうと知名度が低いので、わざわざ「黒カマス科」と所属を明らかにしたらしい。そりゃわざわざご丁寧にどうも。

この魚は見た目は結構グロテスクで、黒い。その黒さから別名「スミヤキ」とも呼ばれるそうだ。珍しい魚だということなので、それがこうやって食べられるのは漁港と直結したお店であるばんやならではだ。

「おお、なかなかいいな、このクロカマスカエンザラニは!」
「案外美味しいですね、クロカマスカエンザラニ」

みんな、わざわざフルネームで呼んでみる。ただ言ってみたいだけだけど。

煮あわびは1,890円。このばんやの中ではかなりな高級料理ということになる。活〆カンパチ刺が1,050円であることを考えれば、このお値段のハイグレードさがよくわかる。

お会計をしてみたら、15,900円だった。一人あたま、2,600円弱。やっすう。あれだけ食べてこの値段というのは、今更ながらばんやのすごさを思い知らされる。振り返ってみたら、各自ドリンクは1杯しか飲んでいなかった。これだけ酒肴があれば酒がはかどる!と普通は思うが、きっと全員食べるのに夢中で、それどころじゃなかったのだろう。

これだけ食べてこの値段!と喜んでしまうが、じゃあデートで訪れました、とか3名程度で、となるともう少しコストパフォーマンスが悪くなる。中華の大皿料理と一緒で、人数が多くなるだけお得感が増す。

おなかいっぱいになったー、とみんなおなかをさすりながら、お店をあとにした。13時近いけど、まだ店の内外は人でごった返していた。

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