パターゴルフ場は全18ホールある立派なものだ。最初の8ホールは、家族で楽しめる平坦な作りになっていて、後半8ホールはアップダウンが多いワイルドな作り。
6人、めいめいお気に入りのパターとボールを手に、出陣。
今回は「アワレみオープンルール」に基づくプレイとした。アワレみオープンとは、アワレみ隊が遠征先でパターゴルフをやるときに付けられる大会名だ。
基本はパターゴルフのルールを踏襲するのだが、アワレみオープンが違うのは、
- OBという概念がない。ボールが崖に落ちようが、茂みの奥に挟まろうが、プレイは続行。
- 他人のプレイの邪魔にならないようにとマーカーを付けて球を一時的に取り除くことは禁止。
あたりだろう。
その結果、こんなことになる。ビリヤード状態。もちろん、他人の球が邪魔だからと待避させるわけにはいかない。だから、写真の場合、白い球がこれからの打順だが、ホールアウトしようとするとどうしても目の前の2つの球を押し出さないといけない。ピンクの球は、うまくいけば自分が一切手を触れないでも穴に落ちてくれるという棚ぼただし、白からしたら邪魔でしょうがない。
みんな、ゲラゲラ笑いながらのプレイとなった。6人同時プレイになれば、毎ホールがこんなことになる。
あっという間に日が傾きだした。秋の日はつるべ落とし、というけどその通り。18時からばんやの湯で夕食なので、17時には退却しないと。まだチェックインすらできていないのだから。
6人が、ドッタンバッタンとゴルフをやっているので、なかなか前に進まない。変なところにはまると、平気で1ホール10打、20打と叩いてしまうルールなので、なおさらだ。後続に別のお客さんがいるときは、アワレみルールの適用は難しい。幸い、今回は我々の前後にお客さんがいなかったので、心置きなくOBしまくった。
9ホール目からはコースの難易度が上がるので、フェアウェイのキープが難しくなってきた。
アワレみオープンルールに限った話ではないが、パターゴルフをやる場合、チキンと蔑まれようがなんだろうが慎重に少しずつ前に進むのが一番確実で強い。グリーンにワンオン狙いで、木と木の隙間を狙って一直線!なんてやると、大抵狙いが外れてとんでもないところに行ったり、木の根っこにカツーンとはじき返されてこっちに戻ってくる、なんてことになる。
しかし、このゲームで馬鹿正直に勝ちを狙いに行くのはつまらない。勝負師として、どんどん一発狙いをしていきたいものだ。その方が盛り上がる。
・・・で、写真は案の定隣のホールに球が転がってしまったパターン。
茂みの奥深くに埋もれてしまう場合もある。そうなると、1打で外に出てくるなんてことは難しく、何打にもわけて少しずつ外に出してくるしかない。もう、スポーツをやっているのか、野良仕事をやっているのかわからない。
プレイ途中だったが、閉館時間が迫ってきましたーという職員さんの声かけにはっと我に返った。この施設は夜間照明がないこともあって、17時に閉館してしまうのだという。残念だけど、途中でゲーム終了とした。まだ「英語禁止ホール」とかやってなかったのに!
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