歴史が動いた・紙メニューのばんや【ばんや冬の陣2018】

ばんやといえば、天井から吊り下げられた巨大ディスプレイにびっしりと表示される短冊メニューがお約束だ。

料理が売り切れたら、表示から消えるというリアルタイム性があってドキドキさせられる。

しかし、そのディスプレイにさえ収まりきらない、はみ出たメニューがあるというのがばんやの恐るべきところだ。

上ばっかり見ていないで、ちゃんと地面に置いてあるコルクボードとかも見ておかないといけない。

待て、「上(液晶ディスプレイ)ばっかり見てないで、下(コルクボード)も見よ」というだけじゃないぞ。「真ん中」も見なくては。

大きなホワイトボードが厨房カウンター上に掲げられ、そこにもメニューが書かれている。

これらの情報量で、客を大いに惑わせる。特に、数人がかりで訪れた場合、一人一人が違う情報を見ていて、混乱が加速する。

だからこそ、このお店を訪問するのは楽しい。むしろ、情報量の多さを楽しまなくちゃ。

しかも、「コルクボードに書いてあるメニューが、ホワイトボードにも書いてある」などという重複もあちこちある。この日のメニューの全容を把握するのは、ちょっと難しい。

お刺身の盛り合わせなどは、さらに別のコルクボードに書いてある。

こういうのも、きっちりチェックしなくちゃ。

まあ、刺身盛り合わせで、魚の種類がイマイチだから注文見送り・・・なんてことはないのだけど。ここに来たからには、刺身を盛り合わせたい。ガツンと盛りたい。

もっと人数が多いなら、単品お刺身をいくつもズラズラと並べる方が楽しい。しかし、3人くらいなら、盛り合わせにしておいた方が無難だ。刺身というのは、ちょこっと食べるのがちょうどいい。一人当たりの量が多いと、相当ウンザリする食べ物となる。

しかも、醤油をつけて食べるので、後でやたらと喉が乾く。

ばんや初訪問の人は、「朝獲れ寿司」を頼む人が多いと思う。昔は850円だった気がするが、今は800円。お安く、朝獲れのネタで寿司が食べられる、ということで好評だ。

でも、僕らは最近殆ど頼まない。お寿司を食べてしまうと、それでゲームオーバーになってしまうからだ。せっかくばんやに来たのだから、あれこれ魚を楽しみたい。そうなると、寿司とか丼もの、というのは選びづらいメニューだ。

この「朝獲れ寿司」、日によって「おいちょっと待て」と突っ込みたくなるネタ構成になる。昔はあんまりネタの重複がなかったと思うが、今日はずいぶんと重複している。

ワラサx2、スズキx3、タチウオ、汐子。合計7カン。

スズキが3カンもあるのはちょっとやり過ぎだ。今朝、大漁だったのだろうか。せめて、アジを入れられなかったのか?と思うが、いろいろ台所事情があるのだろう。

10時時点で既に売り切れあり。「地タコ刺身」が終わっていた。

それは惜しい、生タコは食べたかったな。

で、だ。

今年最大の衝撃だったのが、ばんやの象徴ともいえるメニュー表示用の大型ディスプレイ、これがブラックアウトしていたことだ。

僕らが見ているところだけが、接続不良のために電源が入っていないのか?と思ったが、店内にあるどのディスプレイも真っ暗なままだった。

何が起きた!?どうしちゃったんだ、ばんや。

(つづく)