まん防は食べない【ばんや:2022年01月】

スルメイカ刺、1,000円。

今回、大好物のイカのかき揚げは頼まなかったものの、イカ刺しがあると頼まずにはいられない。スーパーでお刺身盛り合わせとして売られているイカのお刺身とは別物だからだ。

ただ、「ワタはついていない」とメニューには但し書きが書かれていた。えっ、イカワタないのか。残念。イカ一匹をさばいているんだからワタがついてもいいだろ?と思うけど、諸々事情があるらしい。

アンコウ唐揚げ、900円。

アンコウは冬の味覚で、今のうちに食べておかなくちゃ。3月までに茨城県の那珂湊に行ってアンコウを仕入れてこようと思っているけれど、コロナ次第だろうな。

今回の房総半島行きと違って、那珂湊まで行ったら途中SAやPAに立ち寄るし、ばんやほどゆったりした広さではないお店で食事を食べることになるだろうし、「せっかくだから」とお茶をしたり、観光施設に立ち寄りたくなる。・・・まあ、あまり望ましいことじゃない。

そんな中、ばんやでアンコウが食べられたのはラッキーだった。東京湾にアンコウが棲息しているわけではないだろうが、水揚げはあるのかもしれない。これで、ひとまず今シーズン那珂湊に行けなくても、「アンコウを食べた」という実績は残った。

ちなみにばんやでアンコウを食べたのは初めてだ。メニューに載っていること自体、初めてみた。ばんやはこういうところが油断ならない。「えっ、この魚もあるの?」というメニューが時々出没する。

白子唐揚、700円。

何の白子かよくわからないけれど、まるっとした白子が唐揚げが出てきた。揚げたてのやつを頬張ると、中がとろっとカニクリームコロッケのように出てきて、ヤケドしそうになった。危ない!

ねっとりと甘い白子、これはいい。へえ、こんなメニューもあるのか。

時間を置くと粘度が増してある程度固まってくるけれど、それはそれでうまい。できたてと、ちょっと時間が経ったときと、二度楽しめる料理。これはおすすめ。

お会計。二人で7,920円だった。お酒も、ソフトドリンクも飲まずに朝食兼昼食でこの値段は高い。これだけのお金をぽんと払えるほど我が家は裕福ではない。でも、これまで紹介したとおりの「納得のボリュームと、種類」なので値段と満足感が釣り合っている。いや違う、満足感のほうが勝っている。

だからこそ、わざわざカーシェアを借りて、高速道路料金を払って、それでもばんやを訪れる。それだけの価値がある。

なお、「あら煮」1,000円は夕ご飯用にドギーバッグに詰めて持ち帰られた。なので実質この食事は6,920円だ。一人あたり3,500円程度。

もしここで僕らがお酒を飲んでいたら(ハンドルを握っているので、かならず1名は飲めない人がでてくるけれど)、お酒代がプラスになる。しかし、お酒を飲む分食べるペースが落ちる。食べる量も減る。だから、そこまで金額増にはならないのかもしれない。4,000円とか、4,500円とか。そう考えると、飲み会の場としてもリーズナブルだ。

お会計のレジ前には、パック詰めされたあさりご飯が売られていた。しっかり詰まっていて、税込432円。すばらしい。

でも、たいていここでお会計をする人は魚をたくさん食べたあとなので、「おっ!せっかくだから買っていこう!」という気になるかどうか。少なくとも僕らはお腹いっぱいなので、欲しくても買おうという気にはならなかった。

お会計を済ませて、外に出る。

いっとき、「浜焼き館」だかなんだか、貝をバーベキューにする専門の小屋が建っていた場所は更地になり、ベンチが置いてあるだけだった。

ばんや本館の隣には、干物を売るお店が何軒かある。そこに入店待ちの待合所が儲けられていた。へえ、昔はこんな場所、なかったのに。

寒風吹きすさぶ外で待ったり、入り口付近にギューッと密集して待っているよりもここの方がいい。ありがたい配慮だ。

ばんやから保田漁港を眺めたところ。はるか先に富士山が独立峰としてそびえているのが美しい。

ばんやがある鋸南町は水仙の産地だ。切り花として大量に生産され、出荷されている。

ちょうど早春は水仙の時期なので、鋸南町の山あいに行って水仙を見てきた。2018年から2019年にかけて、「鋸南町狩猟エコツアー」に参加した際、さんざんイノシシ・鹿による水仙被害の話は聞いていた。

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でも、肝心の水仙をちゃんと見ていなかったので今回ようやくちゃんと見ることができた。

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