2006年秋1 突撃、そして撤退

スカーフを巻くアラビア語学科

アラビア語学科の女性たちは、頭にスカーフをかぶっていた。なんだか可愛い。

外語大学という性質からか、女子学生の比率が高く見えるのは気のせいだろうか。女性があちこちで大活躍だ。

こちらでもケバブが焼かれていたが、順調に焼き上がりストックされているので、待ち行列は少なそうだ。

時刻は既に15時近くになっており、客足はずいぶんと落ち着いてきた。並ばずに買い食いをするならば今がチャンスなのだが、ただし「売り切れ」「仕込み中」のものが増えてくるので痛し痒しだ。

アラビア語学科のメニュー

アラビア料理店のメニュー。

ブリック 1個180円
タジャージャ・ケバブ 1本100円
アタイフ・ミフン 3個入150円
クスクスープ 200円
アラビック・コーヒー 100円
紅茶 100円
タイベビール(限定品) 1本450円

ブリックとは揚げ春巻きの事。

んー、どうも世界各国、揚げ春巻きに相当する料理ってのはどこにでもあるもんだなあ。気が付いたら、串焼きか揚げ春巻き系の料理ばっかり食べているなんてことになってしまいそうだ。

でも、売られたケンカは買わないわけにはいかない。よーし揚げ春巻きをよこせぇ。ケバブもこの際だ、一緒によこせぇ。あ、あとタイベ・ビールも。

タイベビール

何だか怪しいのが出てきましたよ。おや、ダークビールですか。

瓶の口から、カニが泡を吹いているかのような泡が浮いていた。その泡はなかなか消えようとせず、粘度高そうな感じ。

飲んでみると、確かに黒ビールっぽいんだけど、味わいは黒ビールほど濃くなく、普通のビールって感じ。なんだか不思議。ラベルを見てみると、パレスチナで作られているビールなんだという。へぇー。パレスチナビールですか。意外性が高く驚いた。

ブリックとケバブ

で、こちらが料理。

玉子の揚げ春巻きブリックと、アラブ風焼き鳥のタジャージャ・ケバブ。

タジャージャ・ケバブはトマトソース味になっていた。小さい肉で、ちょっとこれで100円は割高感高し。ああそうか、トマトソース分の費用があるから肉が小さくなってしまうのか。

単に塩胡椒しただけの居酒屋の焼き鳥1本80円と比較してしまったが、そもそも比較の土壌が違うってことだ。

うう、随分と寒くなってきた。ビールがずしりと体の芯を冷やす。

学食は食料庫になっていた

円形広場の隣にある学食棟で、食材とおぼしきものを搬出している学生さんを見かけたので近づいてみた。

中は、飲食店の「物置場」になっているようだ。円形の食堂スペースをぐるりと取り囲むように、各店舗用の冷蔵庫が並んでいる。まるでストーンヘンジだ。

その中央には、ケースで積み上げられているビールが。

ビール教の儀式にちげぇねぇだ。

比較的小さな冷蔵庫しか置いてないし、床に食材が乱雑に積み上げられているということもない。比較的在庫管理はしっかりしているようだ。適正在庫だけ持って、余剰な発注はしていないということだろう。

牛すじ屋台

防寒には気を付けたつもりだったのだが、さすがにビールで体内を冷やされるといかんともしがたい。

体を暖める意味もこめて、しばらく近所をお散歩する。

おー、牛すじ屋ですかぁ。売れるだろうなあ、これは。それにしても凝ってるな。

のぞいてみると、本日売り切れだそうで。やっぱり寒い時には、暖かいものが売れる。

このお店の近くでは、韓国人留学生会が中華鍋いっぱいにトッポギを作って売っていた。これも大好評。赤い色、におい、見た目、調理される音が、体を暖めてくれそうということを五感で訴えてくる。むー。どうしようかなあ。

広島のお好み焼き屋台

ここら辺で一番の行列を作っていたのが、広島風お好み焼き屋だった。

広島県人会か何かの主催だろうか。

見ると、確かに正当な作り方のお好み焼きを作っていた。広島のお好み焼きって、東京界隈だと「おいそれは作り方が違う」というバッタもの店もそこそこあって困るのだが、ここのお店は間違いなかった。

広島風お好み焼きが行列ができるほどの人気だったということに少々驚きを感じるが、これは鉄板の面積及び料理そのものの調理に要する時間の影響で、どうしても行列ができてしまうというのが正解のようだ。

待っている人の中に、ドラえもんの看板を背負った学生がいた。何だこれは。

よく見ると、「くまのプーちん」と書かれている。なんともすてきなダジャレだが、どうやらこの学生さんはロシア語学科のお店を運営している人らしい。遅い昼休みが与えられて、お店の宣伝がてらこっちまで遠征してお好み焼きを買い求めているのかもしれない。

それにしても何でロシア料理なのにドラえもんが出てくるのかがさっぱりわからん。ロシアでは今ドラえもんがブームなのだろうか。

んー、としばらくその看板を眺めていたのだが、どうも看板の形がボウリングのピンみたいな格好をしている。ドラえもんを最初から意識して作ったにしては形が変だ。・・・あ、わかった。ロシア名産のマトリョーシカだ、これ。もともと、マトリョーショカ用に作られた段ボールの台紙だったんだけど、なぜかドラえもんの絵が貼られてしまったようだ。何でなのかは不明だが、正体が分かったら妙に面白くなって一人で笑った。

後で考えると、マトリョーシカ人形って昨年の学祭でロシア語学科がメニューボードに使っていたものだ。きっとそれを転用したに違いない。

スズメ完売

こんなお店もありました、ゲテモノ屋。

スズメ完売、という張り紙が出ているところをみると、スズメの焼き鳥を売っていたようだ。スズメの焼き鳥をゲテモノと言っちゃあ、京都の伏見稲荷界隈のお店はみなゲテモノ屋になってしまうわけでちょっとかわいそう。とはいっても、確かに見た目はあまり気持ちの良いものではない。

他には、「虫糞茶」というものもあった。これはどんなものかは不明だが、文字通りのお茶なんだろうか。

でもまあ、樹液だとか葉っぱを食べている虫だとすれば、糞とはいえそんなに変なものじゃあないかもしれないと思ったり思わなかったり。

サルミアッキ販売中

酒のつまみにならんものは基本的に買う気がないのだが、「世界一まずいお菓子」として売られていた「サルミアッキ」というものを店員に大推薦されてしまったので購入することにした。この箱の中に入っている、豆粒大のキャラメルみたいなものを1粒。100円。うわ、高い。ひと箱貰えるのかと思った。

味は・・・うーん、確かにおいしいもんじゃないです。でもこの味、どこかで味わったことあるなあと思ったら、香草入りウィスキーの味だ。赤羽のバーで飲んだことある。

そう思えば、ゲテモノと称するにはちょっと言い過ぎな気もする。ま、世の中いろいろ料理があるけど、それがうまいと思う人がいるから料理って存在するわけで。

チョコバナナ屋台

こちらはチョコバナナ屋。

白い和服のような格好できりりとした店員さんが頑張っている。和食の料理人のようだが、作っているのはピンクや茶色のチョコバナナ。うー、上半身と手元とのギャップが素晴らしい。

何でこんな格好をしているのかと思ったら、弓道部がやってるんですな、これ。せっかくの大学祭、弓道場で選手権大会開催ギャラリー大募集、なんてヤルノかと思ったら、弓のかわりにバナナを手に売っている。何だか面白い光景だ。

看板には「弓です。バナナ」と書かれているが、恐らくこれは「好きです。バナナ」という言葉と掛け合わせているのだろう。

絵に描かれている女の子が、「バナナか!」と叫んでいる。弓道じゃなくてバナナか!バナナなのか!?という驚きと疑念がひしひしと伝わってくる。

スペイン語学科のお店

サルミアッキで口の中をいったんリセットしたところで、もう一度円形広場に戻り戦列復帰。さて今度はどうしよう。

相変わらずドイツ語学科の模擬店は大繁盛で、一向に行列が短くなる気配なし。ならば僕はスペイン語学科のお店に行ってみよう。

トルティージャ

メニューの写真を取り忘れたが、えーとこれはスペイン風オムレツ、トルティージャだな。

ジャガイモが入っているのが特徴。焼きたてだと最高においしい。

それにしてもこれだけのオムレツをホールで焼き上げようとすると、一体玉子を何個使うんだろう。1パックくらい使うんじゃあるまいか。

チップス

世界各国食べ歩きなんだから、一カ国で複数の料理を買い求めるこたぁないんだけど、ついつい。こちらはチップス。

ああ、なるほどこれか。サルサソースと、トウモロコシで作ったチップスの組み合わせ。そういえば、PRONTOのバータイムでお酒を飲む時は、大抵これを頼んでいるな。

・・・ここで新しくビールを買い求めました、という写真が存在しないのは、さっき買ったタイベビールをまだ持て余していたからだ。ペースが落ちてきたようだ。

ブラジル研究会のパフォーマンス

ステージでは、ブラジル研究会が太鼓をどんどんうち鳴らすパフォーマンスをやっていた。カッコイイ。

ウルドゥー語学科

ウルドゥー語学科にも行ってみた。

むぅ、店名が全く読めない。

ウルドゥー語学科のメニュー

このお店は昨年もお世話になったなあ。思い出した。

羊肉はさっきまでさんざん食べてきたので、ボーティーカバーブを注文。

と思ったら、ボーティーカバーブも同じく羊肉だった。

外国のメニューを覚えるのは大変

解説によると、マトンの挽き肉をししとう、玉ねぎ、青唐辛子、スパイスと混ぜて練り合わせたものを焼いたのがスィーフ・カバーブ。

ボーティーカバーブは・・・あれ。本日は終了しました、って紙が貼ってある。でもさっきオーダー通っちゃったけど大丈夫かしら。

えーと、紙に一部隠れているけど、なんとか読んでみると、マトン肉を数種類のスパイスが入ったヨーグルトソースに一晩つけ込んで焼いたものがボーティーカバーブなんだそうな。

なるほど。

串に肉が刺されてどんどん焼かれていく

とかいっているうちに、串は焼かれていく。

他の店舗でこの手の串焼きを扱っているところは、どこも「アウトドアショップで売られているようなコンロ」だったり、「縁日でよく見かけるコンロ」を使っている。しかし、ここだけはオリジナルな金属のU字溝みたいなものを用意し、男らしくでかい串でぐいぐいと焼いていた。迫力が他とは違う。

切り刻まれて紙コップに入れられたカバーブ

しかしその迫力が最後まで活かされないところが惜しいところで、デカい串はさすがに客に譲り渡すわけにもいかず、串から外した肉は食べやすいサイズに切り刻まれ、つまようじと共に紙コップの中に。ユーザーフレンドリーで大変に気が利いているんだが、ワイルドさが消えてしまうのは残念。あのままがぶり、とかぶりつきたかったなあ。

ドイツソーセージ食べたいです

ドイツのソーセージには興味津々なのだが、まだ行列はさばけない。

近所の女子高生たちが行列に加わっていた。学校帰りのおやつ、ということで立ち寄ったのだろう。

ドイツは今日は断念だな。スルー。

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