2006年秋1 突撃、そして撤退

タイ語学科は象さんが目印

ぱおーん、ぱおーん。

ついつい声を出してしまいたくなる、タイ語学科のお店。象が目印だ。この象、えらく血色が良くて頬を赤く染めている。

ははーん、さてはトムヤムクンとか辛いのを食べたな。

そろそろ本格的に寒くなってきたし、熱くて辛いものが欲しくなってきた。

タイ語学科のカウンター

色とりどりの瓶がカウンターには並べてあった。SPY、というワインクーラーだそうな。タイでは人気商品だという。アルコール度数5%なので女性でも飲みやすいだろう。

また一つ勉強になったなあ。

・・・とさりげなくスルーする。やはりビールの方が自分には性にあっている。タイ料理屋ではおなじみのシンハービールでも注文してみましょうか。

タイ語学科のメニュー

食べ物はというと、

グリーンカレー 350円
パッタイ 350円
トムヤムスープ 250円
バナナ春巻 100円

といった感じ。

メニュー変化前

暖を取りたいのでトムヤムスープを所望したいところ。

しかし、スープでビールが飲めるか!と変なところで意地を張っちゃうので、ここは涙を飲んでパッタイを頼もう。

そこまでして無理しなくてもいいのに。

お会計のところに、段ボールでメニュー名が書いてある。その商品が売り切れになると、メニュー名の左側の折り畳まれているところが開いて、「売り切れ」という表示が出てくる。

メニュー変化後

あれ、あれれっ。

僕のすぐ手前のお客さんがパッタイを注文したら、メニューの右側がオープンしたよ。

「10分」って紙が貼り付けられている。うわ、在庫切れか。

ユーザーフレンドリっぷりが素晴らしい。

しかし、10分待ってまでしてパッタイを食べたいわけではないので、タイ料理は断念。

ブラジル研究会大盛り上がり

野外ステージでは、ビッグバンドからロックとあらゆるジャンルの音楽が演奏されていたが、ひときわ目を惹いたのがブラジル研究会。

ステージが重みに耐えかねて壊れるんじゃないか、ってくらいたくさんの人が舞台に立ち、それぞれがでかい太鼓を4ビートでならす。その腹に響く感じと、ノリの良い音楽はとても楽しかった。しばしステージに見とれる。

それにしてもみなさん半袖。体動かしていないと寒くてたまらないはずだ。さぞや太鼓を叩くのに気合いが入ることだろう。

チェコまんぷく亭

うう、いい加減本気で寒くなってきた。

さすがに「スープでビールを飲めるか!」という頑固っぷりは撤回しないとやばくなってきた。暖まることができるものを探そう。

んー

目に付いたのはチェコ語学科。

チェコ料理かぁ・・・想像すらしたことがない。一体どんなのがあるのだろう。

チェコのメニュー

グラーシュ 300円
コラーチュ 100円
紅茶・コーヒー(ホット) 各80円
ブデョビツキー・ブドヴァル 480円
ピルスナー・ウルケル 450円

ジャガイモを使ったチェコ風お好み焼きは売り切れの張り紙が張り付けられ、料理名不明。

グラーシュというスープを買う

グラーシュというスープと、チェコビールを買い求めた。

ブデョビツキー・ブドヴァル。すげー名前だ。発音しづらいったらありゃしない。発音の難しさでいったら、モンゴル人の名前並みに難しい。

寒くても、ビール。

大丈夫、暖かいスープがあるから。

これがグラーシュ

で、こちらがグラーシュ。

豚肉、玉ねぎ、にんにく、パプリカなどを煮込んだ辛めのスープ。チェコの蒸しパン・クネドリーキをつけて召し上がれ。

なんだそうな。

あれっ、蒸しパンがついていない。蒸しパンも品切れかぁ。

まあいいや、パンで酒が飲めるか。

いやもうアンタいいって。黙ってスープをすすりやがれ。

色からしてスパイシーな味なのかとおもったが、あくまでもまったり、こっくり。シチューですな、これは。なかなかにおいしい。ご飯にかけてもおいしそうだ。もちろんパンとも相性良さそう。

ブドヴァル

ブドヴァル。うーん、名前が覚えられない。

英語読みにするとバドバーになるらしい

あれれ。

裏を見ると日本語の解説が貼られていたのだが、名称は「バドバー」になってる。

確かに、スペルは「Budvar」なので、バドバーと読めなくもない。チェコ語読みするとブドヴァルだけど、英語読みしちゃったらしい。

バドバー、だったらバドワイザーが飲めるバーで、バドガールがいるようなお店を想像してしまう。似てもにつかないものだ。ソレは違う。

700年の伝統を持つ純粋ビール、なんだそうな。さすがにあちらのビールは歴史が古い、日本のビールやバドワイザーなどとは比べ物にならない。

原材料欄を読むと、「麦芽、ホップ、ビタミンC」と書いてあった。酸化防止用にビタミンCを入れているのだろうが、日本のビールでビタミンC入りのものなんて見たことがないのでちょっと新鮮な光景であった。

飲むと、さすがにビタミンCが入っているだけあって、酸味が利いた・・・わけないよな。それはない。

16時過ぎるとさすがに人が減ってきた

16時近くなってくると、さすがに人の数も減ってきた。

ブラジル研究会の小屋

先ほどのブラジル研究会、独自にテントを建てていてそこをライブハウスにしていた。入場料を取った上で、密閉されたテントの中でサンバミュージックを提供する。面白い試みだ。

でーらうまいゆ

腹ごなしの散歩だったのだが、歩けば歩くほど寒さが気になる。今日一日で摂取した熱量たるや相当なものだと思うが、のど元過ぎれば熱さ忘れるというやつで(喩えの使い方が変)、また寒くなってきた。

んー

何か暖かいものを・・・と思って探していたら、「でーらうまいゆ」という愛知料理屋を発見した。

でーらうまいゆのお品書き

提供しているのは、土手煮と味噌カツ、そして熱燗。至ってシンプルだ。

「どうだ、これで勝負だ」

と戦いを挑まれた気がした。

思いこみ過ぎなのだが、いずれにせよ土手煮はもらっておきたいところ。暖まりそうだ。

土手煮

さすがに熱燗までは手を出さなかったが、土手煮ゲット。

濃厚な甘さが、先ほどの飲みかけであるブドヴァルと微妙にあわずちょっと参った。しかし、暖かいものを食べるということは良いことだ。随分と癒される。

あれ。ちょっと待て、今日は26カ国の世界味巡りじゃなかったのか?何で土手煮なんて食べてほっくりくつろいじゃってんの。

あー。

まあいいや、3日後の日曜日、再度チャレンジだ。今日はこの辺にしといてやらぁ。

・・・この後、人と待ち合わせをしていたのだが、その人が「おなか空いたー、しゃぶしゃぶ温野菜に行きたい」といいだし、17時から武蔵境でしゃぶしゃぶ食べ放題+ビール。なんちゅー一日だ。食べ過ぎだし、飲み過ぎ。食べ疲れてへろへろになりつつ帰宅したのであった。

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