一方こちらはお持ち帰り3品。ゴミ袋・・・じゃなかった、半透明ポリ袋行きの品だ。
いずれも袋詰めしやすい料理でよかった。
先週は激辛グルメ祭りで、目玉焼きがついているガパオライスをジップロックに詰めて持ち帰ったのだが、帰宅して開封してみたらやっぱり残飯っぽかったっけ。
「福盛楼」の鶏肉と丸ニンニク山椒唐辛子炒め。
ゴロンゴロンとニンニクが入っている様は、まるで玉砂利のようだ。これを一皿食べたら、一体どれだけのニンニクが胃袋に収まるのだろう?鼻血が出たりしないだろうか。
臭いなんて気にしていたら絶対に食べられない代物。コイツァお持ち帰りにして正解だ。でも、家の夕食として食べても、翌朝まで引きずるだろうな、この量なら。
「スペインクラブ」のガーリックフラメンキン。
なんのこっちゃ全く知らない料理だったし、こん棒のような形で持ち帰りやすそうだったので頼んでみた。スペインはアンダルシア地方で食べられるロールカツなんだって。へー。
実物は、カツといってもパン粉の衣がついているものではない。そのかわり、あーあーあーあー、ガーリックチップが衣のようにまとわりついている。
オレ、これに似たやつを見たことがあるぞ。アーモンドクッキーだ。
「クラブハウス エニ」のガーリックシュリンプ。
これもまたガーリックチップだ。
すりおろしたにんにくも当然入っているのだろうが、やっぱり見た目のインパクトを与えるために、各店舗ガーリックチップというのは大活躍しているっぽい。
んで、コイツらを半透明ポリ袋(敢えてしつこくこの名称を使う)に詰める。
・・・あー。
やっぱり、なんか食欲が微妙に減衰する外観に・・・。
お皿の中身をばさーっとこの袋に流し込むと、まさに残飯の様相になってしまう。だから、せめてもの抵抗ということでお皿ごと袋詰めした。
気を取り直して食事食事。
台湾まぜそばZを、しこたまかき混ぜて食べる食べる食べる。うん、辛いねぇ。唐辛子の辛さじゃなくて、ニンニクのぴりぴりした辛さ。こりゃー、こういうイベントじゃないとなかなか口にできないぜ。覚悟がいる食べ物だ。
激辛ではないので、料理を食べるたびに何か面白いリアクションが生まれるなんてことはない。「うはー、こりゃ口臭が怖いなあ」と独り言をブツブツ言いながらひたすら食べ続ける。
家に帰るときは、貰ったブレスケアをすべて口の中に投げ込み、さらにマスクを装着。そうでもないと、帰宅ラッシュの時間中にこの口臭は犯罪だ。都の迷惑条例かなにかに抵触するかもしれん。最低限のマナーとモラルは守ろう。
・・・しかし、かばんの中に入れたニンニク料理からも臭いがするんだよなあ。帰りの電車では、ひたすらかばんを抱きかかえて臭いがもれないように耐え忍んだ。いやー、帰宅までの時間がどれだけ長く感じられたことか。
後日、家に持ち帰ったニンニク料理を彼女に振舞う(写真に写りこんでいる料理は、ガーリックパラダイス以外のものもある)。
激辛グルメ祭りの料理でさんざん「暴行」を加えた次に、今度は尋常ではないニンニクだ。たぶんDVで訴えられたら負けると思う。しばらくはご機嫌を損なわれないよう、訴訟に持ち込まれないよう、気をつけた。
そんなわけで、激辛3週間+ニンニク1週間、合計一カ月にもわたるイベントが終了した。よくぞまあ食べたものだ、と思う。
どれが美味かったか、と言われても、いまいち答えに窮する。「ジップロックで持ち帰り」という制度を導入したため、緊迫感が無くなったからだ。なんだか今回はうわーっと買って、ざーっと食べて、って感じで、料理ひとつひとつに思い入れがなかった。イベントの開催期間が長すぎたというのもある。
さすがに3年も通っていると、もうそろそろこのイベントは卒業でいいかな・・・という気がしている。でも、2016年、また開催告知を見たら、なんやかやで行くんだろうなーと思う。
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