バーンリムパー
- ガパオライス 1,000円
- パッタイ(タイ風焼きそば) 800円
- ヤムウンセン(春雨サラダ) 800円
このお店はすべて「中辛」と「激辛」しか辛さを選択できない。辛いものが苦手な人は来なくてよろしい、というスタンスがすばらしい。いいぞもっとやれ。
「辛いものがからきしダメ」な同僚は、遠い目をしながら「こんなん、何も食べられないじゃないの」とぼやいていた。大丈夫、少なくともかき氷とフライドポテトは辛くないですから。「えー、なんでここまで来てかき氷とフライドポテトを・・・」
そりゃごもっとも。
ちなみにこのお方、御歳58歳。苦手な激辛イベントにわざわざ付き合ってくださる、付き合いの良い方だ。しかしそれがこの後地獄と化すとは、本人はまだことの深刻さを理解していない。
ヴェトナム・アリス
- フォー ガー(鶏肉のフォー) 1,000円
- ブンリュウ フォー(トマトとカニのフォー) 1,000円
- 揚げ春巻(5本) 800円
もともとベトナム料理にあまり辛い料理はないと聞くが、ここには「0辛」の料理がある。
先ほどの辛いものが苦手な御大、「よかった、これなら食べられる」と一安心していた。どうやら、今日はフォーを「0辛」で食べるディナーという腹積もりにしたらしい。
ソウルフードバンコク
- 激辛トムヤムヌードル M800円、L1,000円
- 空心菜炒め M800円、L1,200円
- トムヤム唐揚げ S800円、M1,000円、L1,200円
タイ料理2軒目。
やはり世界広しといえ、激辛を好む国民性というのは限られるようだ。ロシアなんて、寒い国なんだから「激辛ボルシチ」なんぞが流行ってもよかろうに、と思う。しかし、たぶん
辛いのを食べる → 汗をかく → 体温が下がる → 凍死
という構図になるので、寒い国で辛いものというのは生命の危機なのだろう。
空心菜炒め、Lサイズで1,200円とかなり高い。調理法のシンプルさと反比例するような値段の高さ。この半額ならモリモリと食べたい美味なのだけど、なんでこんなに高いのか。日本では栽培が難しいのだろうか?
武蔵野うどん藤原
- ドクロうどん 1,000円
- 旨辛肉汁うどん 800円
- 真っ赤なタルタルチキン南蛮 800円
白いうどんの表面にドクロをかたどった唐辛子まぶし。圧倒的インパクトで昨年このイベントに登場した「藤原」が今年も登場だ。相変わらず極限までシンプルに、凶悪な辛さをPRしている。
昨年は「ジョロキア地獄」といううどんを食べて一人悶絶していたのだが、今年はその地獄はないようだ。そのかわり、昨年の最上級激辛メニューだった「DEATH UDON」も姿を消している。どうやら今年は極楽になったらしい。
・・・いやいや、極楽だったら、ドクロの絵なんてうどんに描くものか。これはまた新たな地獄の幕開けに違いない。
インドレストラン マンダラ
- チキンバターマサラ&ナン 1,000円
- ビッグサイズタンドールチキン 800円
タンドールチキンには辛さの調整がないようだ。そのかわり、チキンバターマサラ&ナンは普通、辛口、激辛の3通りが選べる。「普通」ってナンだ?インド人の思う普通ってナンだろう?
それはともかく、バターチキンカレーというのはまったりとした味わいで辛い印象がないメニューだ。それなのに「激辛」というのが面白い。あっ、あくまでも「チキンバターマサラ&ナン」というメニューが激辛をチョイスできますよ、ということなのだから、ひょっとしたら「ナン」が激辛なのかもしれない。
そんな馬鹿な。
京華樓
- 本場の四川麻婆豆腐 S800円、M1,000円、L1,200円、Sライス付1,000円、Mライス付1,200円
- 牛スネ・牛モツの四川風和え 800円、麻辣ピーナツ付1,000円
- 手羽先の四川郷土風煮込み 800円、麻辣ピーナツ付1,000円
「激辛グルメ祭り」の会期中ずっと通しで参加している数少ない店舗。
牛スネと手羽先は「中辛」しか選択肢がないが、麻婆豆腐は「激辛」「超辛」の二種類から選択できる。間違っても「ピリ辛」なんてものは用意されていない。平穏に麻婆豆腐を食べたい?だったら家で丸美屋でも作ってろ、ってこった。
ナングロ ガル
- ネパール伝統蒸し餃子 (6個)800円
- チキンカレー(ライス付) 800円
- 特製串焼きセット 1,000円
ネパール料理のお店。蒸し餃子があるというのがちょっと珍しい。この場所にわざわざやってきている人は、辛いものを食べたい一方で珍しい、精神的な刺激がある食べ物を欲している。だからこの「ネパール伝統蒸し餃子」というのは大変好評だった。そのせいで大行列。この日は全店舗のうちもっとも長い行列をこしらえていたと思う。
・・・それもそのはず、なかなか餃子が蒸しあがらないようで、餃子が出来上がるまで行列はぴくりとも動かないのだった。で、しまいには「当分出来上がらないから解散」ってことになり、お店の前は誰もいなくなるという状況に。
蒙古タンメン中本
- 肉ドウフジャン麺 800円
- 特製樺太あんかけ豆腐(チャーシューのせ) 800円
毎度おなじみ蒙古タンメン中本。威勢の良い店員さん、店頭に立つ店主・白根氏の等身大?パネルが特徴。今回はラーメン屋にもかかわらず「あんかけ豆腐」という麺以外のメニューを持ち込んだところが意欲的で目を惹く。
ホルモン焼 幸永
- ホルモンMix 単品800円、ホルモン丼1,000円
- 激辛冷麺 800円
- ユッケジャン麺 単品800円、ライス付1,000円
このお店のメニューはいずれも、辛さが3段階選べる。「1辛」「2辛」「MAX」だ。何だその数え方。ある地方の原住民が3以上の数字を知らず、数を数えるときは「1、2、いっぱい!」としかカウントできなかったという逸話を思い出した。
MAXということは無限大ということなのか。宇宙なのか。気になる。
激辛料理の屋台はここまで。その隣に、2つの屋台がある。
かき氷ともちもちポテトを売る屋台、そしてサントリーのお酒を売る屋台。
ここでも「南アルプスの天然水ヨーグリーナ」が前面に押し出されている。透明な水だけど、どっこいこれにはちゃんとカロリーが入っている。あんまりがぶ飲みすると太るので、ミネラルウォーター感覚でがぶ飲みすべきものではない。
お!その隣にはオールフリー(ノンアルコールビール)の看板も。今年からノンアルコールビールも扱うようになったんだな。時代を感じる。キワモノの雰囲気があった数年前からすっかり様変わりし、今じゃ結構当たり前に売られるようになってきた。お酒を飲まない人にとっては良いことだ。
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