激辛グルメ駅伝2017

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飲み物を注文する。

青島ビールのプレミアムがメニューにある。珍しい、そんなものがあるのだな。頼んでみたら、金色のラベルが貼られた瓶が卓に届けられた。へえー!青島ビールといえば、緑の瓶で緑のラベルという印象だけど、こういうものがあるのか。

乾杯後、注文したのっちょさんに「どういう味ですか?」と聞いてみたら、「うん、薄い」と一言。プレミアムとはいえ、青島ビールは青島ビールだった。薄い、というとネガテイブな印象に聞こえるかもしれないが、飲みやすい!という意味でもある。辛い料理を食べる際にはちょうど良いと思う。

・・・とはいえ、お値段がかなりする。800円。ガンガンお酒を飲んでください!という居酒屋スタイルのお店ではないので、ドリンクの値段はどうしても高めの設定だ。こういうお店で、「辛い!辛い!」といって飲み物を追加注文しまくると、飲み物代だけでかなりの値段になってしまうので注意だ。かといって、「お冷ください」を連発するというのも、飲食店としてはスマートではない。

おーまさんは、中国で定番な飲み物である「王老吉」をオーダーしていた。飲んだことがない、というので僕がけしかけた。

この飲み物は以前このサイトでも取り上げたことがあったと思うが、日本人の味覚とは違うセンスの、漢方ドリンクだ。ルートビアの炭酸なしバージョン、とでもいおうか。香港に旅行したことがある人なら、「亀ゼリーの砂糖入り版」と思えばいい。とにかく薬草臭くて、甘ったるい。

辛いものを中和するためには、甘い飲み物が一番だよ!・・・と先週の激辛グルメ祭りで体感したし、これは良いチョイス。・・・と決めつける。

ちなみに僕は無難にノンアルコールビール。

メニュー

どれもうまそうに見えるので、メニューを見ると目移りする。しかし、当たり前だけど街の中華屋さんと比べて値段は高めなので、調子にのってあれこれ頼むわけにはいかない。

このお店の名物は、我々のお目当てである汁なし火鍋の他に「酔っぱらいボタンエビ」だという。500円、とメニューには書いてあるので、頼んだ。

すると、1匹が500円なのだという。あれっ、そうなの?さすがに1匹のエビを3人でチュウチュウ吸ったりほじったりするのは猟奇的だ。一人一匹ずつ、3匹お願いした。合計1,500円。なかなかに高い。

よっぱらい海老

で、その「酔っぱらいボタンエビ」。

食べてみると、紹興酒の味がする。あっやばい、僕はお酒を一滴たりとも口にしないようにしているのに、これは食べちゃいけない料理だった。

生きたボタンエビを紹興酒に投げ込んだ料理だから、当然といえば当然だ。

味わいは、生のエビだけあって、ねっとりとした食感。ボタンエビにしては大きいサイズだから、食べごたえはある。とはいえ、エビって頭を取り外すととたんに小さくなってしまうんだよな。「えっ、案外食べるところがないんだな」と寂しい気持ちにさせられる食材だ。

老虎菜

メニューの中に、「老虎菜(激辛パクチーサラダ)」があった。ラオフーツァイ、と読む。これ、僕大好きなんだよね。ぜひ頼もう。

キュウリとパクチーとネギと唐辛子を和えたサラダ。

しかし値段が1,300円というのにはびっくりさせられる。高いな、おい。よだれ鶏と同じ値段じゃないか。

これには何か罠がある、と疑う間もなく、オーダーを取りに来ていた店員さんが「すごく辛いですよ?」と警告してくれた。はい、知ってます。老虎菜は辛いです。でも、まあ、所詮前菜ですから。胃腸と唾液腺のウォーミングアップにはちょうどよいはずです。

二度ほど店員さんから静止されたけど、「大丈夫です、辛いのを食べに今日は来ましたので」と笑いながらオーダーを押し通した。店員さんが静止するメニューってなんだよ、一体。

「おかしいな、辛さ調節ができる中で、『激辛』を選んだら止められた・・・というならわかるんだけど。単なるレギュラーメニューを頼んだだけなのに、猛烈に止められたな」

しばらくして、実物の老虎菜がやってきた。量は3人で食べるには十分すぎる量。4人で食べるくらいがちょうど良いかもしれない。

見た目は普通。特に辛そうにも見えない。お店によっては、青唐辛子を使っているところもあるが、このお店は赤唐辛子を使っている。ところどころ赤い。でも、その程度だ。

これが激辛だなんて、大げさな。ハハハ、僕らはこれまで3週間、激辛グルメ祭りを食べ歩いてきたんだぜ、と言いながらこのサラダを食べる。

が。

辛い!なんだこいつ、辛いぞ。

あ、本当にやばいヤツだ。いて、いてててててて。

愕然とした。サラダのくせに、猛烈に辛い。老虎菜が辛いというのは知っているけど、これまでの常識が通用しないくらいに、辛い。

「何が辛いんだ?唐辛子?たれ?」

もう、何がなんだかわからないくらい、辛い。というより、口が痛い。唇まわりがヒリヒリして、箸が一気に進まなくなってしまった。

「前菜どころか、ここでゲームオーバーになってしまいそうだ」

冗談ではなく、本気でそう思った。僕だけでなく、他の2名も同じ意見で、汗をダラダラかくやら、箸がすすまないやら、ひたすら悶絶の時間を過ごす。こういうときは、飲み物をガブガブ飲む気さえ、失せる。何も口に刺激を与えたくないからだ。

「結論。激辛グルメ祭りを通じて一番辛かったのは、この店の老虎菜。」

お店を出る時、我々は満場一致でそう結論づけた。まさか、激辛グルメ祭りの打ち上げで「一番辛いヤツ」に出会ってしまうとは意外だった。「世界一辛いカレー」を上回った、と三人とも認定した。

もちろん、ガチの辛さ比べでいったら、「世界一辛いカレー」のほうが辛いんだと思う。しかし、名前が名前だけに、我々としても完全に身構えてからスプーンを伸ばしている。だから、「ああ、なるほど、確かに辛いね!」と納得しつつの激辛だ。その点今回の老虎菜は、完全に想定していない状態からのガツンと鈍器で殴られた感じとなる。インパクトという点では、世界一辛いカレーを上回っていた。

以降、しばらくの間我々は戦線離脱状態になっていた。大げさではなく、本当にそうだ。いやあ、びっくりした。

メニュー

とはいえ、冗談でもここでリタイアするわけにはいかない。本日のお目当てである、汁なし火鍋を食べないと。

汁なし火鍋。正式名称を「麻辣香鍋(マーラーシャングォ)」という。

まず、「鍋底」という鍋の基本となるものを注文し、さらにそこに追加具材を単品注文し、辛さを選択する流れになっている。

メニュー

お店の壁には、「今月鍋底」と書かれた黒板が掲げられていた。

これ、追加具材の一覧なのではない。鍋のスターターキットとして最初から入っているものだ。ええ?20種類以上入っているぞ?これは豪華だ。

赤色パプリカ、黄色パプリカ、マコモ筍、ピーナッツもやし、ジャガイモ、ズッキーニ、ミニ青梗菜、玉葱、レンコン、セロリ、木耳、南瓜、大根、人参、牛蒡、オクラ

という定番野菜の他、旬菜としてモロッコインゲン、シシトウ、ゴーヤ、スナップエンドウ、山クラゲが今月は入っているそうだ。合計で21品目か。すごいなぁ。

もう具材の追加をしなくていいんじゃないか?と思ってしまう。でも、そういえば肉類が一切入っていないんだな。野菜ばっかりだ。蛋白質を追加しようぜ、せっかくだから。

追加具材をざーっと見ていたら、「○○組合」と名前がついたメニューがいくつかあった。日本語で言うところの「盛り合わせ」なのだろう。これがいい。これにしよう。

「すいません、ホルモン組合と、きのこ組合と、豆腐組合を追加で。」

単に「組合」って言いたかっただけじゃないか、それって?

辛さは、もちろん最上級の「特辛」で。このお店、辛さは5段階で調節ができて、微辛、中辛、辛、上辛、特辛となっている。上辛から先は、追加料金となって、得辛は+500円。まるでCoCo壱番屋のカレーの辛さ調整のようだ。辛さが増すとその分追加料金、というシステム。

メニュー

よくわからないのが、この麻辣香鍋の「〆」として用意されているメニューだ。

・海老麺ミニラーメン 350円
・スープチャーハン 350円
・鶏ガラあっさりスープ 350円

となっている。んんん?鍋のシメ、といえば雑炊にするとか、うどんを入れるといった食べ方があるけど、それとこれとは違うっぽい。

そもそも、「汁なし」の鍋を我々は食べるのだ。シメという概念がよくわからない。どうすれば汁なしの鍋って、しまるんだろう?

「そもそも350円、というのが謎ですよね。このお店の価格帯にしては、やたらと安い」
「スープチャーハンとスープが同じ値段、というのはどういう意味なんだろう」

もう、全てが謎だ。そもそもスープチャーハンをどうするんだ?鍋の中に入れるのだろうか?

とりあえず、今我々は3人いる。一人一品ずつ、ということで、3つとも全部頼んでみた。実物を見てから対処方法を考えよう。

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