激辛グルメ駅伝2018

今回の1st Roundに出走する3名は、みなそれぞれ3品ずつ「自分が何を買うか」ということは決めてある。そして食券もローソンで調達済みだ。

各自、手分けして自分が購入する料理を調達に向かう。手際が悪いと、料理が出そろうまで30分近くかかってしまうので、ここはてきぱきとやっていかないといけない。特に、「平日」ということもあって、会場は20時頃が混雑のピークとなる。遅くなればなるだけ、屋台の行列が長くなる。ここでいかに素早く料理を確保できるか、がこの後の快適さを決めるコツだ。

僕の場合、18時に会社が終わるので、どんなに頑張っても19時ちょうどの会場入りとなる。そこから場所取り、料理調達で30分。そして食事。21時には会場クローズ。結構慌ただしい。現地について、みんなで顔を見合わせて「さあて、今日は何を食べますかねえ」なんて議論をする余裕はない。

追い飯

僕が担当した料理の一つ、「キング軒」の「汁なし担々麺」。

汁なし担々麺は、「追い飯」という食べ方が素敵だ。担々麺を食べる際、わざと肉味噌やネギをざっくり食べ残しておいて、そこに白米を入れて食べる、というものだ。お行儀が悪い食べ方こそが、うまい。

盛岡のじゃじゃ麺で、食べ残した丼に生卵とスープを注いで「チータンタン」にするのと発想は同じだ。

しかし今日はお店の想定外にこれが売れたらしく、19時時点で既に売り切れていた。おいマジかよ。残念だ。

売り切れがあると、既に買っていた食券が宙に浮いてしまうので困る。同じ値段の料理に代替できればよいのだけど、値段が違うものを買うとなると、差額を現金払いということができないからだ。

結局僕はこのとき、1,000円の食券を余らせてしまった。ノーマルの汁なし担々麺は800円なので、それはSuicaで支払った。「2nd Round以降で使えるし、問題ないよ」と思っていたのだけど、この日いろいろ出たごみを片付ける際、一緒になって未使用の食券を捨ててしまったらしい。まさに1,000円、ドブに捨てたことになる。もったいない。

辛さ選択

キング軒の汁なし担々麺は、辛さは「普通」と「辛いやつ」から選べる。もちろん、「辛いやつ」を。店頭では、「標準/激辛」という表現になっていた。

ポスター

いろいろ汁なし担々麺のうんちくが書いてある。

唐辛子追加可能

辛さの調整は、屋台前の長机に置いてあった。こんな容器に入っているのか!とびっくりしてしまう、輪切り唐辛子どっさり。そして塩胡椒用の入れ物には、粉末の花椒が入っている。これをご自由にどうぞ、というわけだ。

激辛料理

折角なので、ご自由にやらせてもらった。

もっと大胆に輪切り唐辛子を入れてもよかったけど、下品な感じになる。この程度に留めておいたのは、せめてもの理性だ。でも、輪切り唐辛子なら、これだけ入っていてもさほど辛くはならないだろう。

1st Roundの料理

1st Roundの9店舗・9品が出そろったところ。

なにせ品数が多いので、テーブルの場所を相当必要とする。来場客がたくさんいるイベントだけど、しっかりと自分たちの陣地を確保しないと、収まりきらない。

参加者の一人、のっちょさんは昨年に引き続き今年も気が利く男っぷりを発揮。「取り皿」となる紙皿を持参してくださっていた。ありがたい。こういうのは、取り皿がないとシェアが大変にしづらい。

激辛料理

この日、どの順番で料理を食べたのか記憶が曖昧。順不同とはなるが、食べた料理を一つ一つ紹介していきます。

陳家私菜 冷やし麻辣担々麺(天獄辛)

この日はかなり蒸し暑く、じっとしているだけでも汗がじわっとにじみ出て顔がテカる、という日だった。それは日没になっても変わらず、一服の涼が欲しい気分だった。そんなわけで、真っ先に食べたのは確かこの料理だったと思う。

「天獄辛」という独特なネーミングがついている料理。「てんごくから」と読ませるのだと思うけど、名前のハッピーさとは裏腹に、「地獄」の「獄」という漢字を使っているあたり、殺す気満々だ。

「辛いものを食べたら汗をかいて、身体が冷える。暑い国ならではの知恵だ」

とはいうけれど、この冷やし麻辣担々麺を食べてみたけど、案の定涼は得られなかった。いやな脂汗をかいただけだった。シーズンしょっぱなで、辛さにまだ味覚が慣れていない状態での一口だったということもあり、「うわ、辛いじゃないかこれは」とお互い顔を見合わせた。

万能感、というと言い過ぎだけど、昨年は合計3回、回を重ねるたびにだんだん自分の激辛耐性が上がっているのを実感することができた。そして、「少々の辛い料理じゃ、へこたれないぜ?」という自信もついた。それがどうだ、1年も経つと、すっかり元に戻っているじゃないか!一からやり直しだぞ。

しかも、人数が比較的多かった昨年と違い、今年は3名でのスタートだ。当然、一人当たりの食事割当量が増えるので、辛さの蓄積が昨年の比じゃない。

たとえ辛い料理であっても、「味見程度」であれば乗り越えられるものだ。次にまた別の辛い料理が待ち受けていたとしても、前の料理と「辛さのポイント」が若干ずれているからだ。一番キツいのは、同じ料理をひたすら食べつつける、ということで、ずっと同じ辛さ・痛さを感じ続けることになるため、食べ進めるうちに辛さが増してくる。

ちなみに過去何年か激辛グルメ祭りに登場した僕の職場同僚の仲間だけど、昨年冬の「『味覚』での激辛麻婆豆腐」で完全に激辛恐怖症になってしまい、今回のイベントをパスしてしまった。

味覚
『頂天石焼麻婆豆腐 激辛』(東京都港区西新橋)ふと、自分にガツンと一発、辛いものを仕込みたくなる時がある。ドスンとご飯を食べたくなるときもあるが、それよりも強い衝動だ。僕はさほど「買い物によるストレス発散」という趣味はないので、そ...

貴重な戦力を失ってしまったものだ。おかげで今回は3名だ。

激辛料理

モンゴリアン・チャイニーズBAO 羊の汁なし担々麺(超辛)

遠目では「そうめん?」と思ってしまうが、近くで見ると違う。写真サンプルとは見栄えが違うけど、これが羊の汁なし担々麺。

辛さは記憶になし。食べやすかったと思う。

激辛料理

燻製カレー くんかれ 温玉キーマカレー(ハバネロ)

案の定辛かった。見た目から、完全に舐めてかかっていたのだけど、ハバネロ恐るべし。というか卑怯だわー、ハバネロが入ったらそれだけでもう、無敵になるもの。見た目で油断していても、辛いわー、だまし討ちだわー。

温泉玉子なんて大して役に立たないのがハバネロの強さ。

このお店の潔いのは、辛さ調整という概念がどのメニューにも存在しない、ということだ。「全部のせカレー」は「激辛」しかないし、「スパイシーチキンカレー」も「激辛」のみだ。そしてこの「温玉キーマカレー」は「ハバネロ」のみ。おいちょっと待て、辛いかどうかを記載するところに、調味料の名前である「ハバネロ」とだけ記載って。

いずれにせよ、「注文時点で辛さ調整なんてできねぇよ」という、お店の強い意志が感じられて素敵だ。そんなギリギリで辛さ調整ができる、ということは、すなわち「唐辛子の量で辛さを調製しちゃえ」ということに他ならない。それで果たしてバランスの良い味つけにできるのか?できないだろ?と言いたいのだろう。

うん、バランスは良いと思うんですが、辛いです。見た目以上に。

激辛料理

確か、全9品中4品目の順番で食べたと思う。

タイ料理トンタイ グリーンカレー

これまでは、みんながバラバラに目の前にある料理を食べ、「あっ、これは辛いよ」「これは大したことないな」などと感想を述べあいながら試食していく、というスタイルだった。しかしそれだと、後で「どの料理が一番辛かったですか?」と聞いた際に、自分が一番最初に食べた料理・・・つまり、自分の前の前に置いてあった料理・・・を「一番辛い料理認定」してしまう、という結果になってしまった。

なので、今年は全員で同じ料理を食べ、平らげたら次の皿に移る、というスタイルにした。食べ終わった皿をどんどん片付けて、テーブルの上を整理していけばすっきりするし。

で、4品目の料理がこれ。なぜ、こいつだけ食べた順番を強烈に覚えているのかというと、結論から言うとこの料理がこの日の最凶最悪だったからだ。

グリーンカレーとは思えないくらいに、いろいろトッピングされた唐辛子。でもこれ、実は自爆なんです。

唐辛子バイキング

このグリーンカレーは「1辛~5辛」まで選べるということだったけど、お店の人に「5辛で!」と告げたら、「辛さは自分で調節してネ」と言われた。お店から提供する「素のグリーンカレー」は1辛なので、あとはお好みで、というわけだ。

見ると、屋台前の長机には、粉唐辛子、生唐辛子、丸ごとの唐辛子など5種類が並んでいた。なるほど、じゃあ全部載せないと。

・・・で、その結果が先ほどの写真の通りなのだけど、これがガチで辛かった。一口食べて、「あああー」とうめき声を上げてしまったくらいだ。辛くて、痛くて、切なくて、ひたすら「うわあああ」「ううううう」「おおおお」と、もっぱら日本語の母音に相当する音を発し続ける3名。声でもだしていないと、耐えられない痛さだ。

なにせ、このグリーンカレーを食べきるのに、15分か20分くらいはかかったくらいだ。大人男性三人がかりで、だ。痛さをこらえるために、箸がぴたりと止まる。それだけでなく、会話もとまってしまう。ただただ、苦悶の表情を浮かべるだけだ。

(つづく)

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