ファラフェルという名の未知数

05軒目:タイーム@広尾

タイーム

イスラエル料理のお店を探していたら見つけたのがこれ。恵比寿と広尾の中間くらいにあるお店で、恵比寿から歩くと10分以上はかかる。小さなお店で、スマホで地図を表示させながら歩かないと見落としそうだ。

ファラフェル

ここのファラフェルは、4個。お店によってファラフェルの色は結構まちまちだ。この写真のようにクッキーのような色をしているものから、もっとコリアンダーの影響で緑色が強いものもある。

ピタパン

ファラフェルは単品メニューであり、それだけ食べて帰るというのはあまりに素っ気なかったので、ピタパンとスープも頼んだ。何のスープだったかはもう覚えていないけど、うまかった。

(2013.11.07)

06軒目:PITA THE GREAT@溜池山王

PITA THE GREAT

ピタ・ザ・グレート、という大げさな名前のお店が溜池山王にあるという。コナン・ザ・グレート、という映画があったなあと思い出す。このお店は夜やっていないとか、週末やっていないとかあってなかなか訪れづらかったのだが、ようやく訪問できた。

住所は、赤坂ツインタワー(ATT)の2階だという。ん?あんなところにお店、あったっけ?記憶に全くない。疑心暗鬼でビルに辿り着いてみると、お店の看板がちゃんとあった。しかし、その看板によると、いったんビルを出て外階段を上ったところにお店があるらしい。

看板の指示に従って、外の階段を上ってみると確かにお店があった。

やりたい放題の店内

このお店が強烈。こんなスゲーお店、なかなかお目にかかれない。

どこ国籍の人かわからない、外国人のおっちゃん一人が営むお店。店内はDIYでこしらえました的な状態で、ピタパンを粉から作っているせいか、店がまんべんなく粉っぽく、白い。壁は凸凹していて、雑に塗り固めた感じ。いやいやいや、これってビルのオーナーから怒られるんじゃないのか?こんなにやりたい放題やってていいのか?

飲食店、というより塗装工場とかの方がぴったりな様相。しかし、物が散らかってゴミゴミしているわけではないので不潔・・・というほどではない。まあ、かといって清潔ではないのだけど。

このお店を舞台に映画一本作れるぜ、と思った。

激しく重たい

ビッグピタ(ファラフェル) 880円を買う。このお店も、注文が入ってからファラフェルを揚げ始めるので、注文してからできあがりまで5分近くかかる。調理からお会計から全て一人でやっているので、人件費はかからないものの到底儲かるとは思えない。大丈夫か、このお店。実はこのおっさん、ビルオーナーだったりしないか?

どうやら、自家製造のピタパンを他店に卸したりしていて、そっちでも稼いでいるという噂を聞いたことがある。本当かどうかはわからないけど。なるほど、だから巨大なピタパン用のオーブンが店内にどかんと置いてあるんだな。

メニューはシンプルで、このビッグピタに追加トッピングがある程度だ。

で、そのビッグピタだが、名前の通り手にするとものすごく重い。思わず「うっ」と言ってしまうくらい、重い。1キロある・・・というと言い過ぎだろうが、それくらいの重量感は確実にある。

一歩間違えるとグロい。

このお店は、イートインスペースがないのでお持ち帰りになる。おっさんは「食べてく?持って帰る?」なんて聞くけど、店内のどこで食べていけばよいのか。

で、こんな激しく重たい、身が詰まったものを持ち帰ると当然すごいことになる。袋から取り出してみたら・・・何かの生き物の内臓をさばいているかのような様相。

ファラフェルも何も渾然一体

ファラエルも入っている・・・のだけど、もうね、ピタパンやらなんやらと渾然一体となってしまい、とても何を食べているかわからないという代物に。

しかしこのがっつり感は大変気に入り、これ以降時々訪れるようになった。訪れるたびに、この店内を写真撮影しているお客さんがいる。やっぱりどのお客さんもこの店構えにびっくりしているのだろう。

(2013.11.12)

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