ナポリピッツァ五番勝負

【03軒目】ピッツェリアGG 吉祥寺店(吉祥寺)

ピッツェリアGG

井の頭公園のすぐ近くにあるピッツェリア。このあたりには別のイタリアンレストランもあるので、うっかり間違ってそちらに入りかかった。半地下にあるお店なので、うっかり見逃していた。

さほど広くない店内は、客席の感覚もまあまあ近い。そのため、周囲にいるお客さんの会話などが丸聞こえだ。こっちにも連れがいるなら、自分たちの会話に没頭してよその席の会話なんて気にならないはずだ。しかし一人で訪れているので、必然的に会話が耳に入ってきてしまう。

しかもお店の性質上、カップルなんぞが多い。目に毒、じゃなくて耳に毒だ。

ちょうど目の前の席では、若い男女が談笑していた。男性が丁寧語で女性に喋っているけど、時々ふっとため口に変わったりする。一体どんな関係なんだろう、会話の内容からすると、職場の同僚・・・ってわけでもなさそうだし、初対面?ネットで知り合ったとか?ちくしょう!

嫉妬に狂うおかでん。・・・いや、それは冗談。人は人でどうでもよくって、僕はひたすらピザをこれからどうするか、そっちの方が気になる。

ピッツァフリッタ

ピッツァフリッタ(1,400円)。

このお店はピザの展覧会状態で選択肢がとても多い。悩ましかったが、「スペシャルピッツァ」というページに記載されていた「ピッツァフリッタ」が気になったので、頼んでみることにした。「リピエノの揚げPIZZA」と書いてある。リピエノ、ってのがよくわからんが、ピザを揚げるというのはちょっと想像が付かない。かりっとしたせんべいみたいなピザなんだろうか。でも、チーズなど具が油に溶け出すぞ、どうすんだそれ。

無知は罪なり。頼んでみよう。

フリッタの中

出てきたピザを見て、激しく納得。なるほど、包んで揚げたのか。これなら見たことも食べたこともある。後で調べて見たら、「リピエノ」というのはイタリア語で「詰め物」という意味があるらしい。

中身は、モッツァレラ、リコッタ、チコリ、胡椒、バジル、トマトソースだった。肉はないのだけど、チーズが入っている分濃厚な味で食べ応えあり。大きさも結構あるので、かなり満足した。

食べ終わってふと顔を上げてみると、まだ先ほどのカップル未満な男女は席にいたのだが、話題が尽きてしまったらしい。二人とも自分のスマホをポチポチいじっていた。ああ。頑張れ若者。

(2013.12.05)

【04軒目】 ラ・ピッコラ・ターヴォラ(永福町)

ラ・ピッコラ・ターヴォラ

わざわざピザを食べに永福町(京王井の頭線)まで行くというのはどうかと思うが、水牛チーズのピザが食べられるというので行ってみた。

ピザ釜を取り囲むようにカウンター席があり、一人客でも居心地がいい。このお店はたくさんのつまみになる料理がメニューにあり、お酒が飲める人なら相当に楽しめそうな予感がする。僕は酒が飲めないので、ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールで。

今回のピザ行脚で、このウィルキンソン辛口ジンジャーエールは大活躍だ。最近のお気に入りで、よく飲んでいる。

ブファリーナ

ブファリーナ(2,100円)

恐るべきピザメニューの数。メニューにびっしり、ピザの名前が書き込まれている。日本語で解説も付けられているが、情報量が多すぎて頭がフリーズしてしまう。待て、落ち着け、俺は今日は水牛が目当てだった。

というわけで水牛モツァレラチーズのブファリーナ。お値段にびびったが、永福町まで来たのだし奮発。

ピザの上半分が折りたたまれた形になっていて、これに何の意味があるのかよくわからない。カルツォーネ風?

肝心の「水牛」だが、正直よくわからなかった。モツァレラおいしーい、とか言っているレベルなので、その原料が水牛だろうが乳牛だろうが、違いがわかるほどの舌ではなかったということだ。

(2013.12.06)

【05軒目】 ダ・アオキ・タッポスト(豊島園)

ダ・アオキ・タッポスト

ピザ食べ歩き最後は、豊島園にある「ダ・アオキ・タッポスト」。駅からは10分近く歩く場所にあるし、小さなお店なのだけどスゲー繁盛店だというこを後で知った。実際、予約が一杯で、何も知らない僕がノコノコ訪れて席に座れたのはラッキーだったといえる。

フォルテ

フォルテ(1,800円)

辛いピザがある、ということなのでそれを頼んでみた。フォルテ。注文時、店員さんにどれくらいの辛さにするか?と聞かれたので、「一番辛く」とお願いしておいた。

トマトソースがどす黒くなるくらいのビジュアルになるかと思ったが、さすがにそんなお下品な辛さにはならないようだ。品の良い赤さのピザが登場。トマトソースをベースに、モツァレラ、オリーブ、バジル、唐辛子、サラミ。

イタリアンのお店でピザを頼むと、オリーブオイルの唐辛子漬けが瓶で出てくることがある。タバスコみたいな下品なもの使わせないぞ、辛さが欲しければこれを使え、ということだ。しかしこのオリーブオイル、辛さが足りないのでつい量を多めにしてしまい、ピザがじゃばじゃばになるという悲劇があり得る。こうやってもともと辛いピザというのは、かなり満足した。

(2013.12.11)

というわけで、5軒駆け足でナポリピッツァを食べ歩いてみた。本当は、ピザ釜がうんたらとか、そういうところも注目すべきなんだろう。でもあまりにこっちの経験値が低すぎるので、食べるだけで精一杯だった。

いずれにせよ言えるのは、「焼きたてのピザってうまいなあ」ということ。宅配ピザなんかで満足していないで、たまにはこうしたちゃんと舌お店で喰おうぜ、ってこった。

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