シュラスコオフ

ビュッフェメニュー色とりどり

店員さんによる、このお店のルール説明を全員でおとなしく聞く。それが終わったら、さあ、と全員でビュッフェゾーンに行く。そこには色とりどりな料理が数多く並んでいた。「肉ばっかりじゃイヤだから野菜も」というニーズに応えるべく、野菜類が豊富。

こんなに沢山いらないから、もう少し料金を安くしてくれても・・・と思うが、それは言っちゃダメ。

お皿にあれこれブラジル料理を盛りつける

とりあえず取ってきた料理の数々。ブラジルといえばやっぱりフェジョアーダ(豆と肉の煮込み。写真正面の黒っぽいもの)、ということで取ってしまったが、こんなのを食べていたらシュラスコを食べなくてもおなかがいっぱいになってしまう。いろいろ料理が気になるけど、やっぱり今日は串焼き肉を中心に食べたいところだ。ビュッフェに気を取られすぎないように気をつけないといけない。

肉の串刺し

しばらく待っていると、ブラジル人?の店員さんが剣に刺した肉を持ってきてくれた。写真はチョリソとチキン。黙々と取り分けてくれる。この日はスマホで写真撮影しているので、あまり美味しそうには見えていないのが惜しいところだ。

これぞシュラスコ!

時には「これぞシュラスコ!」と拍手喝采したくなるくらいの大きな肉を持ってきてくれる。こういうときは、肉を受け取る人は肉専用のトングと受け皿を手にし、スライスされる肉をナイスキャッチしなければならない。

おかわりをしてしまった

正確に数えてはいないが、10種類くらいは肉があったと思う。胃袋に余裕がある人は全種類、店員さんが肉を運んでくるたびにサーブしてもらえばいい。しかし、小食の人はアホみたいに肉を切り分けてもらっていては満腹になってしまう。「その肉はNO」と言える勇気が必要となる。しかし、NOと言った後しばらく肉が回ってこず、ひもじい思いをすることもあるのでこの辺りは運次第だ。

で、その肉なのだが、なかなかやってこず一堂呆れ顔。「おっ、新しい肉が登場したぞ!」と厨房から出てきた店員さんを確認して身構えるのだが、我々のテーブルに到達する前にUターンしてしまう事が多く、常に肉不足の状態となった。

シュラスコは肉の塊料理。当然、肉の奥深くまで火を通すのは無理だ。そんなことをやろうとすると、表面が焦げてしまう。だから、表面が焼ける都度客席に運ばれ、表面部分だけそぎ落とし、そしてまた厨房に引っ込められてしまう。だから、巨大塊肉登場!あれなら我々の席にもやってくるはず!と期待していても、表面を削ったら即引っ込んでしまうのだった。あああ。

だったらそれを見越してたくさん肉を焼いておいてくれよ、と思うのだが、それはこのお店においてはやっていないようだった。

「本来なら、同じ肉の種類を同時に何本も焼いておいて、常に供給できるようにするべきなのにね」
「たぶんこの店、やってないぞそれ。一種類ずつしか焼いていないんじゃないか?」
「値段相応ってことか」
「店員さん、さっきからナイフを熱心に研いでいるけど、それよりも早く肉を持ってきて欲しいよな」

別のお店(このお店よりもはるかに値段が高い)では、ひっきりなしに店員さんが肉を持ってくるという「肉わんこ」だった。食べているそばから、新しい肉が届けられる勢いだ。なのにこのお店の場合、店員が全員厨房に引っ込んでしまい、誰一人として肉を持っていないという時間が長かった。だんだんじれてくる我々。

店員さんがようやく持ってきた肉に対して「もっと分厚く!」などとわがままなオーダーをするのだけど、聞こえないのか日本語が理解できないのか、全く相手にされず普通にカットされた。まあ、分厚くカットしてもらって、その結果半生状態の肉を食べるのは嫌なので、この店員さんの頑固さは仕方がないのだけど。

結局待ちきれなかった参加者は、ビュッフェのおかわりに繰り出した。シュラスコではおなか一杯になれん、その他ブラジル料理で腹を満たそう、というわけだ。本末転倒だけど、まあこれはこれで美味しいから許す。ただし喉が渇く。

山積みになるガラナ

喉が渇くので、どんどんドリンクが消費される。片付けても片付けてもつみあがるガラナジュースの空き缶。

ようやく赤を上にする

焼きパイナップルを食べたりして、ようやく木細工の赤を上にして終了。
もっともっと食べられたのだけど、飲み放題が2時間でストップなので、必然的に食べるほうも打ち止めになった。飲み物なしで肉を食べ続けるというのは冴えないし、かといって一杯いくらでドリンクを追加注文するのもいけてなかったからだ。

シュラスコ、やっぱり楽しいしテンションがあがる。しかし、「わんこ状態」になってこその、「選ぶ楽しさ」「自分の胃袋と相談する楽しさ」だ。今回のように「肉がやってくるのをひたすら待つ」状態だと、来たものを問答無用で食べるしかない。その点では物足りなさが残るお店ではあった。
とはいえ、値段が安いのはすばらしいことだ。そこは素直に褒めたい。しかも、一人客がいて、一人で肉をもくもくと食べて帰っていったのを我々は目撃した。予約必須な繁盛店だけど、一人客をも受け入れるその店の姿勢に感動を覚えた。一人シュラスコ!それはそれで面白そうだ。

またシュラスコオフはやりたいけど、次は値段が高くなってでももっと多頻度で肉がやってくるお店にしたい。

(2014.09.06)

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