のっちょさんが事前に買ってきた食材の一つ、牛タン丸ごと一本。ものすごいサイズだ。牛は草ばっかり食んでいるくせに、こんな大きな舌を一体何に使うというのか。驚き呆れる。
街中の焼肉屋において、牛タンといえばちょっとお値段が張る食材。薄切りなのに結構高いね、と毎度毎度嘆息する肉だ。でも今日はこんな塊が登場。これまでの憂さをいっぺんに晴らすことができそうだ。それにしてもこんな肉をそのまま炙るなんて、通常の焼肉屋じゃまずありえないぞ。
さらに塊肉は続く。こちらはぐるぐるソーセージ。これまたでけぇでけぇ。
このソーセージがバラバラになっていれば、そんなに珍しくはない。ちょっとした牧場併設売店とか道の駅とかで売っていそうだ。でも、それぞれが繋がっていて、なおかつぐるぐるに巻かれているというのがこのソーセージのいいところだ。そうすることで、がぜんテンションが上がる。
よく、「ギャートルズの肉を食べたい」ということを冗談で言う人がいるが、1974年生まれの僕はギャートルズ肉は知っているもののさほどシンパシーを感じない。むしろ、こういうぐるぐるソーセージの方がわくわくさせられる。
たまたま僕の家に「アヒージョの素」というスパイスがあったので持ってきた。
アヒージョといえばひたひたの油で魚介類などを煮る料理だが、このアヒージョの素では、「素を溶かした油を少量、食材にからめて火を通せばOK」となっていた。大量の油を使った場合、後々の処理が面倒だけど、今回は少量なのでアウトドアでも全く不自由しなかった。
ちなみに食材は、冷凍のシーフードミックスを使った。ついでにマッシュルームも投入。これ以上ないほど楽ちん。
食材をためしに並べてみたら、テーブルがいっぱいになってしまった。
この現実に、一同は戦慄した。こりゃ、絶対に食べきれないぞ、と。
前日の時点で既に予感めいたものはあったし、買い物の時点で確信していたけど、あらためて現実を目の当たりにするとやっぱりすごい。
焼きそばなんかがしれっとスタンバイされているけど、本当にそこまでたどり着けるのだろうか?
乾杯はビールとノンアルコールビールで。
プラカップが持ち込まれていたので、そこにマジックで自分の名前を記入しておく。特に僕のようにお酒を飲まない人にとっては、うっかりホンモノのビールを飲んでしまたら大変だ。地味に、「マジック」はバーベキューにおいては必須アイテムといえる。
コメント