芋煮会2014

おかん器なる新兵器
おかん器で温め中

たっぴぃさん&おやびんの夫婦は、日本酒を一升瓶丸ごと持ち込んでいた。「こうも寒いと、ビールって気分でもないんで」という。確かにそうだ、居酒屋と違って、トイレに行くだけでも結構歩かないといけないし。そんなわけで、熱燗にして飲む気満々であり、そのために持ち込んだのが「携帯おかん器」だった。何それ?

事前に話を聞いてはいたのだけど、全くイメージができなかった。しかし実物を見て納得。紙袋なんだけど、そこに水を注ぐと発熱するので、とっくりでもなんでも突っ込んで熱燗作りやがれ、という仕組みだった。「防災用ですね」とたっぴぃさんが説明してくれるが、緊急事態において熱燗をやるだけのゆとりは果たしてあるのだろうか。

姫かつお
だし

何一つとして料理は完成していないのだけど、じっとしているわけにもいかぬ。とりあえず乾杯して、何か口に入れよう。

そんなとき、たっぴぃさんとおやびんが「土佐一本釣り姫かつおスティック」と「豆腐&山形のだし」を持ってきてくれていた。

場つなぎとしてありがたく食べる。何で姫かつお?と聞いたら、前日たまたま高知県のアンテナショップに行って、買ったのだという。

「姫かつお、要するにツナの味だな」

身もふたもない発言をしてしまうが、これは酒を飲んでいる人たちにはたまらないつまみになったはずだ。そういえば、酒盛りを始めた人たちは、ご丁寧に岩魚の骨酒にするための干した岩魚を持参しており、それを炙って酒に浸していた。

岩手県産牡蠣とおあげ

メイン会場である炭火焼きの方はというと、前菜としての牡蠣と油揚げが網の上にじうじういっている真っ最中。牡蠣は、僕が近所の魚屋で買い占めをした岩手県産の牡蠣。店頭にあるもの全部買ったので魚屋さん喜んじゃって、かなり値引いてくれた。1個200円。大きさにばらつきがあるので、誰が何を食べるかジャンケンで決めよう!とおやびん大はしゃぎ。この無邪気さがいい。しかも、「足でジャンケンしよう」と言い出したので、大の大人五人がぴょんぴょん跳ねながら、チョキだのパーだの、足でジャンケンを開始。これで勝つと、無性に嬉しいという事を知った。ほんの少しだけ大きいに過ぎない牡蠣をゲットしただけで、すっげえ嬉しい。

牡蠣はレモン汁で食べる。うまああああ。

谷口屋の、おあげ
揚げ焼き上がり

同時並行で炙られていたのは、「谷口屋の、おあげ」だ。福井県にある豆腐屋「谷口屋」の手によるお揚げさんだが、豊かな大きさと厚さを誇り、とても美味しい。現地にある直営レストランではこの揚げを求めて連日長蛇の列だと聞く。そんな揚げだが、東京ではごく僅かな場所でしか手に入らないようだ。しかも、入荷は数量限定で週1日、などと厳しい条件となっている。今回たまたま僕はAKOMEYA TOKYOというお店でこの揚げを見つけ、買っておいたのだった。

ネギを上に載せ、醤油を軽く垂らしてから食べる谷口屋のおあげはいうまでもなく絶品。ああ、芋煮なんてどうでも良くなってきちゃった。・・・いやいや、それじゃダメだろ、さすがに。

余ったベーコンを炒める

「カリカリベーコン、作ろう!」というかけ声とともに、ベーコン・エクスプロージョンで余ったベーコンを、鉄板で焼く。酒のつまみには本当に事欠かない野外炊事だ。ちなみにまだ網の上には牡蠣やらが残っているので(一人2個ずつ。ちなみに揚げは5人で2枚)、肝心の芋煮の鍋は火にかけられてさえ、いない有様。

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