毎度おなじみ、マルエツで買い物。
今回、たっぴぃさんが肉を行きつけのお店で調達済みなので、もっぱら野菜と飲み物を買う、ということになる。
なにせ5名で押しかけているので、全員が本気出すととんでもない買い物になる。
上下関係なんてないオフ会仲間なので、「いやっ、それはやめなさい」と相手を静止したり、「俺はこれでいく。文句を言うな」と強権を発動する人はだれもいない。なので、気がついたら買い物かごがいっぱい、ということになる。さあ、楽しい食い地獄の始まりです。
とはいえ、今回「野菜と飲み物を買えばいい」という話になっていて、肉類は買わなくて良かったら、随分と食い意地がスポイルされることに気がついた。野菜を買う、というのは地味な作業なので、冷静に、着実に買い物が行われるのだった。
「キャベツを半分にするか、一玉買うか」
なんてことをしばらく話し込んだり。
結局、「今年僕はサンマを食べていない!サンマを焼きたい!」と言っていたのに、それすら完璧に忘れている有様。今この文章を書いていて、「あっ、サンマを食べそびれた!」ということに気がついたくらいだ。
コストコのバッグに詰め込まれた戦利品。
コストコのバッグは頑丈だしデカいし安いし、とっても便利。ちなみに僕は、家からこれ一つで現地入りした。そのかわりにこの中には、鍋やら食材やら私物やら、あらゆるものが入っていて相当重たかったけど。
野外炊事部には二年ぶりの参加となるのっちょさん、前回は「ビール鶏」を作ってくれたのだけど、今回も再チャレンジしたいと言う。もちろん歓迎なので、作成する様を観察させてもらった。
まずは丸鶏の表面とおなかの中に、ハーブ入りのマジックソルトをたくさんすり込む。
そして、蓋をあけ、中身がまだまるごと入っているビール缶に鶏を突き刺し、苦労してそれを直立させる。
あとは、ビールが沸騰して湯気となり、鶏の中から蒸される、という仕組み。ただしこれでは鶏の表面に火が通らないので、アルミホイルで周囲を覆う。
ちなみにビール鶏の横にある鍋では、骨付き羊肉の塩ゆでが行われているところ。
昨年から網が使い捨てのペラッペラになってしまい、鍋のような重量物を載せられなくなってしまっていたが、また頑丈な網に戻っていた。ありがたい。今後もずっとこの網のままで営業してほしいものだ。噂によると、季節限定で頑丈網を出しているということだが・・・。
野菜を切って下ごしらえ完了。
芋煮会のときは、下ごしらえは自宅で全て完結させ、会場ではドボーン、ドカーンと鍋に投げ込むだけ、というやり方をやってきた。そのほうが楽だからだが、やっぱりこうやって現地で調理ってのもいいもんだ。持参すべき荷物や、洗い物が増えるのはやっかいだけど。
塩ゆでした羊肉の一部。
これを、自宅で作ってきたたれにつけて食べる。たれは、醤油、みりん、酒をあわせて、若干の唐辛子とにんにく、クミンシードを入れて煮きったもの。
味はまあまあ。手間暇かけてアウトドアで食べるほどのものではなかったかな。しかし、肉がかなり羊臭くて、賛否両論あるだろうけど僕は楽しめた。最近、スーパーで売っている羊肉って、癖がなくて面白くないんだよね。その点こいつは臭かった。
バーベキューを始めたのだが、肉よりも野菜のほうがえらそうになっている。
ただでさえ狭いのに、骨酒用のヤマメが入ったアルミ皿が網の上にあるのでなおさら何を作っているのかわからない、謎のグリルとなった。右半分には、怪しげなアルミホイルがかぶさっているし。
ノンアルコールビールを飲みながら、ワイワイする。
バーベキューは、結構気持ちが落ち着かないものだ。ゆっくり落ち着いて椅子に座っていられるようになるのは、開始から1時間以上が経過してからだ。それまではウロウロしっぱなしだ。
プラカップに名前を書いておくのは、必須だ。他人と間接キスをしたくない、という理由ではなく、うっかり僕が間違えてホンモノのビールを飲んでしまわないためにも、やっておかないといけない。
アヒージョの素を持ってきてくれた人がいるのんで、きのこを中心としたアヒージョを作ることにした。
たっぴぃさんは、「しいたけは苦手だけど、それ以外のきのこは好き」という好き嫌いがある人だ。なので、当然この中にはしいたけは入っていないし、焼肉にもしいたけは含まれていない。
せっかく吉池までカニを買いに行ったのだから、ということでのっちょさんは牡蠣も買ってきていた。
「あれ、うちらも買ってきてますよ」
とたっぴぃさん。牡蠣がダブった。
というわけで本日は牡蠣まつりに決定。
場所がないので、ビール鶏を調理している鉄板の隙間にねじ込む。鶏の周囲に殻付き牡蠣だらけ。海のもの山のものごちゃまぜだ。
ビール鶏のビールがすっからかんになったので、あとは鶏の側面を焼いていくことになる。ビール缶が刺さったまま、横倒しにされる鶏。
事情がわからない人から見たら、何か猟奇的な雰囲気を感じるかもしれない。
安心してください、ふざけているわけではなくて、これはれっきとした料理なのです。もちろん、缶だって食べます。
いや、しれっと嘘を混ぜてはいかん。
アヒージョ完成。牡蠣も完成。
ヤマメの骨酒も完成。
ビール鶏も完成。
ハサミでバラバラに解体されていく。
ビール鶏。鶏まるごと一匹なので、箸を伸ばした部位によって味も、食感も異なって楽しい料理だ。
ビールで蒸し焼きにしたメリットってのがどのあたりにあるのか、バラしてしまうとちょっとわかりにくい。でも、鶏をまるごと一匹調理するとなるとオーブンが必要だろうから、鉄板でおいしく仕上げるにはこのやり方が一番良いのだろう。味はもちろん、うまい。胸肉でもボソボソしておらず、ふんわりとした食感が特徴だ。
アヒージョは何度も具を入れ替えつつ、新しいのを作成中。
えのきなんて買ってるけど、これ、焼肉にはそもそも向かない食材だった。網からボロボロ落ちる。アヒージョを作る、ということで命拾いした。
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