オフ会復活の狼煙を上げるため、まずは羊肉を食べてみることにした。【羊フェスタ2021】

「羊フェスタ2021」ブースを見て回った中で最も行列ができていたのが、この「(ラムバサダー)ブース」だった。あまりに列が長くて、まさにつづら折れで待ち客がとぐろを巻いていたくらいだ。

スタッフと思しき方が屋台のバックヤードにやってきて、密になっているかどうか、などと屋台の人と相談していた。今回は「距離を空けて並んでくれ」といった指示はなかったけれど、状況によっては間隔調整や、それで列が長くなりすぎたら整理券配布といった策も必要だっただろう。

今後どうなるかはコロナ次第だけど、飲食に限らずこの手の物販イベントをやる場合は「いかに列を長くさせないか」というアイディアが求められるだろう。

スタッフを増やすか?作り置きにするか?容器を簡素化するか?オーダーとお会計は行列の時点で済ませておくか?整理券制度にするか?事前予約制にするか?

やり方はいろいろある。

スマホアプリで、整理券サービスって存在するならそれを使えばいいと思う。料理ができたらスマホに通知が飛び、それを踏まえて客はお店に料理を受け取りにいけばいい。ずらっと並ぶのは、コロナの有無を問わずダルいのでやりたくないものだ。

で、並びたくなかったのだけど、他のブースも混んでいるし諦めてここに並ぶことにする。

ラムバサダー、とは「様々な角度からオージー・ラムの魅力を発信してくれる方」なんだそうだ。じゃあ僕もこの記事を書けばラムバサダーか。いや、オージーとそれ以外のラム肉の違いがわからないので、まだ時期尚早だろう。違いがわかるくらいまで羊肉を食べまくりたいものだ。

この日は3種類の煮込み料理が提供されていた。日替わりで、明日は別の3種類のようだ。

ラムコルマ、ラムマサラバクテー、煮干し出汁香るラムキーマ。

僕はラムマサラバクテーを選択。バクテー自体ちょっと食べ慣れない料理だし。

すると、僕の次のお客さんでラムコルマが売り切れになっていた。そういうのを目の当たりにすると、「ラムコルマにしておけばよかったか・・・?」と心が揺らぎ、ちょっと悔しい。いや、全然悔しがる必要はないのだけれど。

ウェールズPRコーナー、ということで大英帝国ウェールズのウイスキーなどが売られていた。

こちらは長野県伊那市の名物、ローメンを売る屋台。

ローメンというのは羊肉を使った麺料理で、焼きそばのようなものだ。しかし、お店によってそのバリエーションは豊富で、汁なしのものやら汁ありのものまで、さまざまある。いつか伊那ローメン食べ歩きしたい、と思っている。なにせ、伊那市界隈に100軒近くのローメン提供店があるというのだから、楽しみじゃないか。

で、この屋台だけど行列が長かったので今回は購入を見送った。残念。

「伊那ローメン」のほかに、「ソースラムかつ」「ローメンラムかつのせ」などがメニューにある。値段も手頃で、素敵。そりゃ行列ができるわけだ。

こちらも行列。

アイスランドラムソーセージ(5本入)で300円。安い。

しかし、ここは整理券を配っていて、料理提供まで相当時間がかかる見込みだったので断念。

改めて、すっかり自分が行列嫌いになっていることに気がついた。密になるのがイヤだ、という以前に、自分のペースで物事が進まないことに辛抱できなくなっている。並ぶのが昔以上にダルくて仕方がない。

あと、今回は仲間で手分けして料理を買いに散らばっている。行列に並んで、ベースキャンプ地に戻るのが遅くなるのは困る。

こちらはギネスビールを売る屋台。アイルランドのクラフトビールなども売っていた。

こちらは中国。茅台酒(まおたいしゅ)がうやうやしく売られていた。

いわゆる「白酒(ぱいちゅう)」と呼ばれる蒸留酒で、コーリャンが原料だ。香り高い、と中国人は言うけれど、日本人にとってはかなり強い「臭さ」を感じる。

中国では公式の場で乾杯をするときに、白酒を小ぶりのグラスに注いで一気飲みする、と言われているけれど、度数が高いお酒なのでさすがに最近はそういう文化は減ってきているようだ。

はるか昔だけれど、僕の勤務先で、年末の仕事納めに必ずこの茅台酒を寄贈してくれる人がいた。差し入れはありがたいのだけれど、なにせ度数が65度もある。これを紙コップに注ぐと、時間とともに紙コップが溶け始めるのでやっかいだった。「ほら!コップが溶けないうちに飲み干せ!」などと先輩社員から急かされ、一気飲みしたものだ。で、若手社員の12月28日はたいてい会社のトイレで過ごし、翌日29日の朝になって我に返って帰宅するというのが思い出として残っている。

それも今や昔、今出回っている茅台酒は度数が下げられ、40度前後になっている。意識的に度数を落としたようだ。やっぱり、65度というのは人類にとってヤバい度数だったらしい。割って飲むならともかく、ストレートで飲むのだから。

中国も東北地方を中心に羊肉を食べる文化がある。白酒をちびちびやりながら羊を食べるのは、きっと楽しいだろう。そういうときは、贈答品にもなるような茅台酒よりももっと庶民的な「二鍋頭酒」なんてのがいい。

ムートンを売る屋台もあった。

このお店は全く立ち寄らずにスルー。

お店に魅力がなかったのではない。久しぶりのイベント、久しぶりのオフ会、そしてあれこれある情報に浮足立ってしまったからだ。ソワソワして落ち着かなかった。

人間、退化するものだな。1年半ほどテレワーク中心に毎日を過ごし、外部刺激に対してすっかり免疫がなくなってしまった。見ろ、オロオロしている自分がここにいるぞ。

僕に限った話じゃなく、ある程度の人たちはコロナのせいで情報処理能力が落ちてしまっているはずだ。今後イベントなど開催する場合は、「わかりやすさと、シンプルさ」は大事だと思う。イベントでなくても、お店のメニューとかもそう。でないと、「うわ。よくわからんわ。面倒だからパス」ってことになってしまう。

羊フェスタ2021

一旦ベースキャンプに戻る。この日の戦利品一通り。

僕ものっちょさんもラムチョップを買ってしまい、重複した。ドンマイ。
でも、この骨付き肉を3人でシェアするというのは難しいので、重複してちょうどよかった。

あとは、羊肉の串焼き、ラム肉のカウル。

いざ食べ始めるとなると、ちょっと困った。そうだ、汁物ってどうやってシェアしよう?

これまでだったら、「親しい仲だし、回し飲みでいいじゃないか」って提案してその通りにしたと思う。しかし今やウィズコロナの時代。いくら感染者数が減っただとか、野外イベントが復活したといっても気を緩めてはいけない。回し飲みはやめておこう。

そんなわけで、カップのフタを取皿がわりにしてみたり、とっととラムチョップを食べて空き容器を作ったりして、なんとか3人で料理をシェアできた。なるほど、これからの時代というのは「どうやって料理を取り分けるんだ?」ということも考えなくちゃいけないのか。

ラムマサラバクテー。

なんか、料理のことがあんまり記憶に残らなかった。久々のイベント出撃で、頭の回転が鈍かったからだ。だからむしろ今回のような、比較的小規模なイベントで良かったと思う。

コロナで飲食店は大ダメージを受けた。しかしそれ以上に「仲間と飲み食いし、会話をする。料理を選ぶ。ときには相手をおもんばかって料理選びを忖度する」といった文化もダメージを受けたと思う。今後、コロナが沈静化したままならば世の中は昔のように戻っていくだろう。しかしそれは表面的な姿で、「喫食文化」が回復するのは大変な予感がする。

しかし立ち止まってもいられない。どのような未来が待っているにせよ、世の中は前に進んでいくしかない。その一歩として、このイベントが開催されたことは有意義だったし、参加できてよかったと思う。

(つづく)

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