こたつでお花見

庭の湯の割引券ももらった

お会計の際、としまえんに併設されている日帰り入浴施設「庭の湯」の割引券も一人一枚もらった。

「おっ!お酒を飲んだあと、ひとっ風呂浴びて帰ることができるね!」

と一同感心したのだが、よく見ると使えるのは来週以降。「お花見宴会プラン」が今シーズンの営業を終了した後だった。また別の機会にあらためておこしください、というわけだ。

「そりゃそうかぁ、酒飲んで酔っ払っている人がお風呂にドヤドヤとやってこられても困るもんな」

600円引きにもなる券ではあったけど、としまえんという都心から少し外れた場所というせいもあって、誰もこの券をほしがらなかった。貰っても使わないよ、というわけだ。そういう場所柄にあるのが、ここ「としまえん」。

夜桜が豪快

お花見会場に向けて歩いている道中、ライトアップされた桜が通路両脇をあざやかに彩っていた。ちょうど運良く今日が満開日。ナイスタイミングすぎておしっこちびりそうだ。いいぞ、いいぞ桜。

それにしてもこうらくえんがこんなに桜の名所だとは知らなかった。知名度が低い、穴場スポットなのではないか?平日夜とはいえ、園内は空いていた。これだけ見事な桜が観賞できるのに、この人出というのはむしろ不気味なくらいだ。

ただこのとしまえん、あくまでも入園料を払って中に入る営利の私有地だ。外部から飲食物は持ち込めないし、通路脇にブルーシートを広げるなんて事も出来ない。火気なんてもってのほかだ。そういう自由度のなさが、立地条件の悪さと相まって人気があまりないのかもしれない。とはいえ、園内売店で飲み物や食べ物を買って、ベンチにでも座りながら花見をするのは当然合法だ。そういうのでもよければ、ライトアップされたお花見を存分に楽しめるだろう。

石神井川沿いの桜

としまえんを横断する形で流れている石神井川も、その両岸が桜が咲いていた。川面を覆うように桜が咲くのは、目黒川沿いというのが都心では有名だが、どっこい石神井川もなかなかいけてるぞ。これだったら、園内に入らなくても見られる場所があるかもしれない。

お花見会場

ひたすら歩き続ける。としまえんの象徴とも言えるアトラクション「フライングパイレーツ」を過ぎた先が、ひときわ投光器で明るく照らされていた。どうやらあそこがお花見会場になるらしい。やれ、本当に遠いな入り口から。帰り道、駅にたどり着くまでに酔いが覚めるという親切設計。いや、飲み放題に釣られてついつい飲み過ぎて、駅までたどり着けない酔っ払いが続出しそうな気がするけど、大丈夫か?

さくらまつりの看板

さくら祭り、と入り口には大きく看板が出ており、提灯と一斗樽がお出迎え。

ここから先は予約した人のみの有料ゾーンとなる。たまたま遊びに来たお客さんが、会場内の桜とバーベキューの煙にひかれてこの中に入ろうとしていたが、入り口にいる係員さんに制止されていた。飛び入りでここでお花見宴会、ということはできない仕組みだ。空席があるのにもったいない。

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