わんこ回転寿司挑戦

えびマヨ。こんなものは普段なら食べない

こういうタイプのお寿司は僕の好みではないので、後回しになっていく。だんだんこんなのばっかり。「後になればなるだけ、ご褒美が増える」ということが一切ないというのが拷問だ。

しかも、忘れちゃいけないのが「これは食べ放題ではない」ということ。食べれば食べるだけ、チャリンチャリンとお金が発生する。すなわちそれは僕の財布が傷む、ということだ。何が悲しゅうてこんなことをやっているというのか。

全部食べた皿

昔も大食いをやっていた頃、食事の終盤になって苦しくなると、「なんで自分はこんな辛い思いをしなければならないのか?誰が得するのか?」と自問自答していたものだ。しかし、その頃は「全部食べたらタダというルールで食べている」「食べ放題」といったものも多く、答えは明確だった。逆に、全部食べきれなかったらお金を払ってね!という話なのだから、そりゃあもう必死だ。

しかし今回は、「食べれば食べるだけ、自分が損をする」という仕組みになっている。これ以上何を頑張れば良いというのか。そもそも、「おなかいっぱい食べて損」とか抜かしている時点で、飢えている人に対して失礼とか誰かに怒られそうだ。

・・・なーんてことをぐるんぐるん考えつつ、「さてどのタイミングで打ち止めにするか?」ということを考えていた。なんだか、その気になれば「寿司類であれば」という条件付きながら、全メニューは食べられそうな気がする。さすがにうどんとかデザートは無理だけど。しかし、そのコンプリートをした先に何かカタルシスがあるかというと、全くないのが見え見えなのでなんともはや。

しかも、「このメニューは・・・もう食べた。これも・・・もう食べた」とレーンを流れる寿司をパスする時間が増えてきたし、タッチパネルのメニューだって、「さっき食べた寿司のアレンジ版」的なものばかりだ。

「もういいや」

大食いをやっている人間にしてはあるまじき一言で、食べるのをやめた。最後、みかんぶり1かんは食べたけど。

よこさん

おかでんの良きライバルとして対面していたよこさんだが、彼女の方が早くそのあたりは悟ってしまったらしく、ペースを上げることなく淡々と食べ続け、淡々と食べ終わっていた。まあ、大人の女性が食べるにしては見事すぎる皿数を積み上げてるのは間違いないのだけど、わんこそば101杯を食べる胃袋ならばもっと行けたはずだ。彼女は彼女なりに、「これ以上食べたからって何があるんだ?」ということに気づいたのだろう。

お茶をずずーっと飲んで、一息中。

おかでん&よこさん

二人が食べた皿を並べる。二人ともまだしれっとしている。限界まで食べました!もうしばらく寿司はいいです!という構図にしたかったのだけど、そこまで至らず。

そういう「後先考えない無茶」をしないというか、できなくなったのは自分の老化のせいだと思う。胃袋の限界まで食べることすらできない、足腰がすくんでしまった老人。

だから、「ほどほどのところでやめました。やっぱり腹八分目ですよね」なんて顔をして写真に写っている自分が今見ると悔しい。

ちなみに自分が何皿食べたかすらもう忘れてしまった。いい加減すぎる。多分、30皿強食べたと思うので、60かん~70かんの間だったと思う。平凡すぎて飯の種にもなりゃしねぇ。

めぐさん

一方見届け人のめぐさんは9皿だったと思う(これまたいい加減)。

「もっと食べる事はできたんだけど、どうもくら寿司で1,000円以上支払う・・・ってことに抵抗感があって」

とめぐさんははにかみながら言う。まあそりゃそうか、僕なんか3,000円を遙かに超えるお金を払っているわけだが、充実感とか達成感ってあまりないんだもんな。景気回復に貢献したぜ!と強がってみても、それにしては金額として微妙だし。「1,000円以内で収める」というその発想は非常に大人で、僕にはまぶしく見えた。ただし、僕がそれを真似して「1,000円以内で回転寿司」ってやったら、この集まりは単なる「お食事会」であり、記事になんてならないのだけど。

カツ&おかでん

一方、一番食べた量が少なかったカツは7皿だけど得意満面。「食べ過ぎましたー」と嘆息しつつも充実の笑顔。普段、ざるそば1枚をももてあます小食なのだけど、回転寿司という場をエンジョイしてついついオーバーペースになったらしい。こういうのが良い回転寿司とのつきあい方だよな。ちょびっといつもと違うテンションになって、「しまった!食べ過ぎた!」という程度。

これが焼肉食べ放題の場合、「しまった!食べ過ぎた!」はありがちだけど、その時点でかなり胃がおもたーくなっていてマジで後悔することになる。回転寿司くらいで「しまった!}と思うくらいが一番可愛いと思う。

記念撮影

というわけで、お会計を一人一人済ませてからお店の外へ。「割り勘にしようぜ」なんて当然言えるわけがない。

写真を撮る際、僕以外の三人はしゃがんでいる。こういう格好ができる、ということはまだまだ胃袋に余裕があるということだ。本当に胃袋がパンパカパンなら、背中を丸める姿勢をするだけでも苦しいものだ。

カラオケボックスで腹ごなし

食後、腹ごなしでもしようぜ、ということでお店近くのカラオケ店へ行った。

この期に及んでまだ「SUSHI食べたい」

おい、誰だこの歌を入れたのは。

もうこれ以上SUSHIはいいよ・・・。

次は焼肉食べ放題行こうぜ。

(2016.01.17)

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