家ジャポネ、新入幕で。-ジャリコを作ってみた

ジャリコできあがり

なんとか苦心して盛りつけました。丼からこぼれそうだけど、あとは麺や具の摩擦係数でなんとか均衡を保って貰って、と。

パルメザンチーズを買いそびれたので、今回は省略。タバスコのかわりに、100円ショップで売っていた類似品を用意。

あと、何が違うって、家ジャポネなのでお店にはない、お酒なんぞも添えてみましたー。ワインを片手に、家ジャポネ。何だか全然似合わないけど、まあいいや。

壮絶な外観のジャリコ風料理

できあがりの「家ジャポネ(その1)、ジャリコもどき」。

ああ、まあ雰囲気は出ているんじゃないかな。やっぱり具はお店のものより大きい。海老は明らかにでかすぎだ。でも、お店を完全に模倣するんじゃなくて、「お店よりもゴージャスに楽しむ」ということができるのも家ジャポネの魅力。

ちなみにこの一食分(実際は一度に食べきらなかったので、1.5食分だが)で食材原価は650円くらい。お店で食べた場合、ジャリコ親方で850円なので、まあ自作ならではの費用感に抑えられたといったところだろう。

横から見た盛りつけ

横から見た盛りはこんな感じ。

何も知らない人がこの写真を見て、一体これが何の料理なのか言い当てられる人はまずいないだろう。まさかこれがスパゲティだなんて。10中8,9は「焼きそば?」と言うに違いない。

さあ、愛でるのはこのあたりにして、早速食べてみよう。山が崩れないように、慎重に・・・。

フォークじゃなくて箸の方が良かったかも、と思いつつも麺をすする。

ぷひー

空気が抜ける音がした。そ、そうか、マカロニ状の麺だから、ずずっと麺を吸うと空気が穴を素通りするのだな。おかげで何だか変な食感だ。スカスカした感じがしてあまり気持ちが良いものではない。最初からそういう麺だと思って食べていれば良いのだろうが、あくまでも頭は「ジャポネの模倣品」。極太スパゲティの認識で「ぷひー」と音を立ててしまうと、激しくがっくりしてしまう。

それは兎も角、味はなかなか良い感じ。何かちょっと違う気がするけど、紫蘇の風味、醤油とバターの風味が何だかとってもジャンキーで良い。塩味が薄めで、お店ほどのパンチ力は無かったが、「ああ、これは模倣品としては十分成立している」といった感じだった。これはもう少し精進すれば、マイ料理レシピとして他人様に振る舞っても良いかもしれない。「変わりスパ」とかなんとか言って。

結構ご満悦ですよ、これは。大葉が5枚も入っているので、相当にすがすがしい味わいなのもGOOD。家二郎を作った時みたいに「無理矢理これは二郎だと思いこむ」必要が無い。これは、でき損ないのジャリコといって過言ではない。良かった、とりあえず思いつきで作ったにしては成功の部類だ。

ファットスプレッドを買う

何だかあっけなく「それっぽいもの」ができてしまったので、モチベーションが続きにくくなった。似てもにつかないゲテモノができあがってしまえば、「なぜだろう?」と反省しながら次の制作にとりかかるのだが。

とはいっても食材とパスタはまだ残っている。

翌日、不足していた粉チーズと、ファットスプレッドを購入してジャリコに再挑戦してみた。

「マーガリン」とは違うんだな

スーパーのマーガリン売り場を眺めてみたが、「かるーい」「カロリー控えめ」とかかれているマーガリンは「ファットスプレッド」と表記され、昔ながらの普通のものは「マーガリン」と表記されていた。なるほど、勉強になるなあ。

さて、ファットスプレッドを使って再度調理してみる。作り方は前日同様。

できあがった家ジャリコver.2を食べてみたが、どうもver.1のものと比べて食べたときのどっしり感に欠けていた。後味が軽く、物足りない。ジャンクフードだ!という感じがしない。これは「かるーいタイプ」のファットスプレッドを使ったからというような気がする。あのお店の味に近づけようとしたら、バターを使っても良いのかもしれない。

さて、次はどうしようかな・・・ジャリコを極め続けるよりも別のものを作ってみよう。ヘルシースパ、激辛プラスの親方くらいを作ってみようか。

[後日談]

製法が気になったので、昼下がりにジャポネに行ってみた。よりによって通された席は厨房から一番遠い通称「1番さん」の席。よく調理法は見えなかった。残念。

ただし、確認できたのは二つあり、

  • しょうゆだれをかけ回すのは早い段階。スパゲティと玉ねぎをある程度炒めた時点で、他の具に先駆けて。
  • トマトは、混ぜ合わせる用と、お皿盛りつけ後の飾り付け用の2回にわけて使われる。

本家ホンモノのジャリコを食べてみたが、味が締まっているというか、パンチが効いていた。塩、油、炭水化物のジャンクなコンビネーションが素晴しい。さすがは本家だと思った。

(2006.09.15)

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