お風呂とカフェの幸せな融合

リクライニングチェアがある部屋

ハンモックが屋内には2つあるのだが、当然のごとく占拠されているので利用するのは困難。「譲り合ってご利用下さい」とは書いてあるが、ハンモックの下に大量の漫画が積み上げられている様子を見る限り、当分どく気配はなさそうだ。

ハンモックを使いたければ、深夜早朝を狙うしかあるまい。

屋外にもハンモックやテラス席があるようだが、真夏で暑いので外には出なかった。

ハンモックの隣には、リクライニングチェアとマッサージチェアがある部屋。合計で20席くらいはあったと思うが、それでも来場者数を踏まえると全然足りない。

宿泊客が自分の部屋に引き下がれば少しは空くのではないか、と思ったが、さほど空かなかった。残念ながら、部屋に漫画の持ち込みは禁止されている。なので、漫画を読みたければ1階の共用スペースに滞在するしかない。

とにかく、この施設において言えるのは、「くつろげる場所が少なすぎる」ということ。廊下の床に座り込んで本を読んでいる人もいるような状況だった。避難施設のようだ。

仮眠室

仮眠室もあった。こちらは23時から翌朝9時までの利用で1,400円(入館料や深夜料金など別途)。
病院にあるようなソファだな、これじゃ仮眠しづらいだろ、と思ったが、この背もたれ部分は倒してフラットにすることができた。

夜までは一般に無料開放されており、行き場がない人たちの救いの場となっていた。

カップルたちが背もたれを倒した状態で、二人並んで寝転がって本を読んでいたりして結構うらやまけしからん状況だった。

この施設の客の多くはカップルまたは若い女性客。日帰り入浴施設にありがちな、小さい子供を含む家族連れや高齢者といった姿はあまり見かけなかった。(高齢者は朝にそこそこ見かけた。朝風呂目当てでやってくるらしい)

コーヒーメーカー

この施設の売りの一つでもある、「淹れたての珈琲が飲み放題」。

確かに、スペースの傍らにはコーヒーメーカーが設置され、多くの時間でコーヒー待ちの行列ができてる繁盛っぷりだった。

コンビニのコーヒー同様、ボタンを押したらコーヒー豆が挽かれ、お湯が注がれてその場でコーヒーが抽出される。まさに「淹れたて」だ。ただしそのために一杯煎れるのにそれなりの時間を要し、だから行列が出来ることになる。

ちなみにこのコーヒーだが、大してうまいもんじゃなかったということはこっそり言っておく。

とはいえ、飲食というのは入浴施設において大きな収入源なのに、そこをフリードリンクにしたというのは英断と言える。「まずお風呂ありき」でビジネス設計をしているのではなく、「漫画喫茶に風呂もついている」という発想があるのだろう。漫画喫茶なら、フリードリンクは当たり前だから。

ドリンクメニュー
フレッシュアイと漫画本

館内散策を切り上げ、一風呂浴びてくる。

風呂そのものは凡庸。というか、若干物足りない。ジャグジー、ジェットバス、電気風呂、露天風呂と王道の風呂は押さえているものの、それだけ。コストカットのためか、浴槽を1つ使えなくしていたし、カランも一列使えなくしてあった。少しわびしい。

風呂目当てだとしたらこの陣容は残念過ぎてリピートする気になれない。だがこの施設は、風呂というのはあくまでも一要素に過ぎず、少々物足りなくても全く問題はない。

風呂上がり、館内のソファや椅子は手頃な空きがなかったので、カフェスペースで休むことにした。なんだか悪いので、ドリンクを頼む。

ドリンクは女性を意識しているだけあってノンアルコールのフルーツドリンクが豊富。僕は「フレッシュアイ」という、ブルーベリーとグレープフルーツのミックスジュースを注文した。

傍らには、書棚から取ってきた漫画本。

ルームキーを受け取る
宿泊フロアの廊下

18時になったので、フロントに行ってルームキーを受け取る。この時間から自分の部屋に入ることが出来るようになるためだ。

一般的な宿で18時チェックインというのは随分と遅いが、この施設の場合、昼間はお昼寝用に別料金で宿泊部屋を貸し出しているためだ。

建物の2階と3階が宿泊施設になっていて、40部屋弱くらいの部屋が連なっている。部屋はシングルかツインのどちらか。

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