「三密」を避けつつ自宅カラオケを楽しもう!「カラオケ@DAM」でおうちカラオケを楽しむためのコツと試行錯誤の日々

映像と音声が結構深刻にズレる問題についてはひとまず置いておく。

きっと家のどこかにあるHDMIケーブルを発見しなくちゃ。まさか下駄箱の中とか、衣装ケースの中に入っているわけはないから、本格的に探せば見つかると思う。

HDMIケーブルを買う、ということも考えてはいたけれど、2020年4月中旬時点ではびっくりするくらいネット通販では「品切れ」だらけだった。Amazonも、ビックカメラも、ヨドバシカメラも。

これが、「家に籠もる人が増えたから、HDMIケーブルの需要が異様に高まった」からなのか、それとも「中国の工場が停まっていて、供給側に問題が出ている」のか、「小売業側の配送網に問題がある」のかはわからない。とにかく、在庫がない、びっくりするくらい。

「なんなら、お昼までに発注してくれれば当日中にご自宅まで配送しますぜ?」という自虐的な無茶振りを自らに課している、ヨドバシカメラ。そのヨドバシカメラでさえ、配送は最短2日後になっていた。在庫を用意する店の人、配送する人、あちこちで支障が出ている様子が伺える。

できるだけ、こういうネット通販も回数は控えた方が良いのだろうな。送料無料だ!ということで思いつきであれこれ頼んでバラバラに配送してもらうのは、日本という生き物の血の巡りを悪くさせる原因になる。

そんなわけで、HDMIケーブルは「家の中で見つけるまでは買いません」ということにした。最悪見つからなかったら、もうそれはPCの小さな画面でカラオケをやる。それでもいいじゃないか。

営業縮小の地元の飲食店に対しては、「テイクアウトして、食べて応援」ということができる。しかし物流に関しては、「買って応援」すると物流の人が疲弊する。気をつけなくては。

映像問題は棚上げにして、次はマイクだ。さすがにPCマイクでカラオケは嫌だ。

マイクをネットで探してみて、「あれれ」ということに気がついた。これもまた、在庫が全然ない。びっくりするくらいに、ない。

DAMが推奨しているUSB接続のマイク、「カラオケマイク for PS4 PC」なんて、1月までは2,500円を下回る価格だったのに、4月19日時点では15,000円に値段がつり上がっている(Amazon.co.jpでの価格)。何この仮想通貨ばりの値上がり。マイクだぞ、マイク。しかもPS4向けのオモチャマイクなのに。ありえない。入手困難が続いているマスクでさえ、転売ヤーはここまでエグい便乗値上げをしているかどうか。

そもそもPS4向けのマイクがWindowsPCで使えるのか!?と驚いたが、USB規格はPS4もPCも一緒、ということらしい。これはNintendo SwitchでもWii U一緒。Switch向けのUSBマイクも存在するのだけど、これもまた品切れ、または値段がとんでもないことになっている。

僕と同様、「家でカラオケ」をやりたい人が大勢いるのだろう。それに加えて流通が滞っている&工場生産が遅れている、といういろいろな要素が絡んでいそうだ。

これら純正製品でなく、別のサードパーティー製USBマイクを探したけど、どれも駄目だった。値段が高いうえに、入荷まで相当時間がかかるっぽい。「明日配送しまっせ!」というなら、少々値段が高くても我満するけど、高くて、遅いとなれば買うのは嫌だ。

とはいえ、「USB接続のマイク」というのは、案外品数が少ないということを知った。マイクなんていくらでも存在すると思っていたのに。

まず、「USB接続」という、PCないし電子デバイスに接続するマイクというニーズがそんなに多くない。「いやいや、最近はテレワークが増えたので、マイクの需要は高いでしょう?」と思うかもしれない。はいそのとおりです、その結果、「USB接続のヘッドセット」はたくさん存在するようになった。しかし、これぞカラオケ!という棒状のマイクで、USB端子のものは相変わらずマニアックな存在なのだった。

ほかにもBluetooth接続でカラオケ向けですよ、というマイクはあるのだけど、街頭インタビューで使うような、マイクの首にあたるところに四角い箱がついているものもあった。そこにスピーカーが内蔵されていて、マイクの声と音楽を、内蔵スピーカーで鳴らすというものだ。いらんいらん、そういう機能はいらん。

確かに、スマホ版アプリでカラオケをやるとき、マイク・スピーカー一体型は便利だとは思うけど、今回はPCだ。格好が悪いし、こういうのは選びたくない。マイクというのは、美学の要素もあると思う。たとえ安物でも色気がないと。

他にも、USBマイクを探していると、何やらラジオDJが使うっぽいようなマイクがたくさん見つかる。

こういうのをカラオケ用途で使うと気持ち良いものかどうか、さっぱり検討がつかない。この手のマイクを扱ったことがないからだ。うーん。

あとは、USBマイクだとピンマイクが見つかるんだけど、さすがにピンマイクでカラオケ、っていうのはないだろう。マイクを手にして歌ってこそ雰囲気が出るんだから。

家でカラオケをやる、というのは雰囲気の面でどうしてもカラオケボックスと比べて劣る。これまで隣の家の騒音が聞こえたことがない家ではあるけれど、大声で熱唱して近所迷惑になるかどうかまではわからない。ある程度声のボリュームは絞りつつ、でもマイクを使いつつ、っていう用途を考えると、そりゃあ雰囲気重視ですよ。やっぱり、棒状マイクじゃなくちゃ。

ダイナミックマイク

そんなわけで買ったのがこれ。

お値段が安かったし(ヨドバシカメラで1,600円)、標準プラグではなくミニプラグに対応していたし、怪しいメーカーではなくソニー製だから、ということで選んだ。

Amazonだと「入荷時期未定」だったため、ヨドバシ.comで買った。

僕のPCはノートパソコンで、場所の節約のためサウンド端子は1つしかない。ヘッドセット向け、というわけだ。1つの端子で、マイクもスピーカーも兼ねる。それをマイクで塞いでしまうと、音の出力はどうするの?というのが解決しないのだが、これは「いずれ発見されるであろう、HDMIケーブル」に頼ることにした。HDMIなら、PCの画像とともに音もテレビで出力できた・・・と思う。最近繋げていないので、記憶が曖昧だけど。

さあ、いろいろ未解決問題があるけれど、ひとまずマイクは手に入れたぞ。よっしゃ、まずはPC画面を見ながらカラオケをやってみよう。

・・・

・・・

あれれ。音がでない。マイクが反応しない。

なんとなくマイクの音がしている、と思ったら、それはPC内蔵マイクが反応している音だった。肝心の、おニューのマイクは全く反応していなかった。

これはどうしたことか。欠陥品、というわけではなさそうだし。

そもそも、PCのデバイスマネージャを見ても、マイクを認識していないことがわかる。端子の接触不良だろうか?

あれこれ調べまくり、ようやく状況に気が付き「あああ・・・・」と顔が青ざめた。しまった、買うのを間違えた。

マイクというのは、大きくわけて「ダイナミックマイク」と「コンデンサマイク」というのがあって、僕が今回買ったのは「ダイナミックマイク」だった。しかし、PCで使えるのはもっぱら「コンデンサマイク」であり、そもそもお門違いなマイクを買ってしまったということだ。

そもそも、端子の形が違う。今手元にあるマイクは、いわゆる「2極」と呼ばれている端子で、プラグのところに黒い横線が1本入っている。この黒い横線は絶縁体で、そこを境に2つの接点がある。だから、2極。まあ、よく見かけるやつだ。有線マイクは普通これだし、エレキギターとかの電子楽器で使う端子も、これだ。なんだよ、普通じゃん。

しかし、PCで使う「コンデンサマイク」というのは黒い横棒が2本、つまり「3極」になる。ステレオマイクになるっていうわけではなく、マイクそのものに電気を供給するための接点が用意されているというわけだ。つまり、アンプで音声を増幅しないPCマイクの場合、マイクそのものに電気を供給して音(=空気の波形)を増幅しないといけないのだそうだ。なるほどなあ。

でもそんなん、知らなかった。マイクなんて、端子のサイズさえあっていれば、ズコーと穴に差し込んだら「あーあーあー、マイクのテスト中」ってできるもんだとばかり思ってた。やられたなあ。

教訓:パソコン用マイクを買うときは、必ず「端子に横棒2本の3極、コンデンサマイクを買おう」ということだ。

(つづく)

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