五十肩対策としてのグッズ遍歴2021

この連載は前回で終わりとしたつもりだった。

でも、追加で新グッズが投入されたので、それを書いて本当におしまいにしたい。

こういうのを「ミイラ取りがミイラになる」というのだろう。

五十肩の記事を書き、関連グッズについてはAmazonの商品紹介ページのリンクを張っているうちにいろいろな「まだ使っていないグッズ」が目に留まるようになっていた。

今の僕は、理学療法士、トリガーポイント注射、肩関節腔へのヒアルロン酸注射、低周波治療といった整形外科での治療を週3回~4回受けている。これ以上、民間療法に頼ることなんてない・・・と思っていた。

しかし、しかしッ・・・・!

抗いきれないグッズからの誘惑。

というのも、いくら低周波治療機で肩をブルブルいわせても、マッチョな理学療法士に腕や肩をグニグニ曲げられても、五十肩の本丸に到達できていない気がしたからだ。整形外科医の診察は、僕の肩をいっさい触りもせず、事前に看護師が電子カルテに打ち込んだ問診情報をチラっと見て、いきなり注射だ。

肩を触るまでもお前の状況なんてわかるぜ!というゴッドドクターなのかもしれないけれど、僕としてはもっと根本的な治療をやりたい。

具体的に言うと、硬くなった腕をぐいぐいストレッチして可動域を広げたい。詰まったような感覚になっている腕を引っ張って、腕をスッキリさせたい。

そういうのは理学療法士がやってくれるものだと思ったけど、理学療法士は街なかのマッサージ屋でもストレッチ屋でもないので、「グイグイ」という類のことはやってくれないらしい。

ただ、理学療法士さんが気になることを指摘してくれた。「おかでんさんの背中が、平らだ」と。

なんだそれ?平ら?

聞くと、普通の人なら首から背中、腰にかけて湾曲があったり、肩甲骨の盛り上がりがあったりするものだという。でも、僕の場合は平坦だ、と。へえ、そういうものなのか。自分の背中なんて見たことがないから、全然実感が沸かない。

胸郭の動きが出ていないので、肩関節に負荷がかかっているのではないか、とおっしゃる。つまり、もっと肩甲骨がスムーズに動くようになればいいってことか?

その指摘が気になって、一回「肩甲骨はがし」を売りにするリラクゼーション店に行ってみた。実際に施術をやってもらったけど、気持ちいい以前に、じっとしている間に五十肩が痛くて痛くて「ギブアップ!やめてやめて!」と叫びそうになった。だって、仰向けになっているだけで痛いんだから。ましてや、肩甲骨剥がしだ!と横を向いている間、痛い肩を下にしているとこれが痛いのなんの。

リラクゼーションどころか、手に汗握る緊張感を覚えた。大金を払ったのに、痛さしか残らなかったのは初めてだ。五十肩の人がマッサージ店に行くのはダメだな。これはお店のせいじゃなくて、こっちの体調の問題だ。

ただ、それ以降肩甲骨には気をつけるようになった。確かに腕をぐるぐる回してみると、右と左がちぐはぐだ。痛くない右肩は肩甲骨ごと動いている印象だけど、痛い左肩はあまり動いていない。肩甲骨の上の脂肪と皮膚も、なんだかたるんでハリがない気がする。

そこで、ついポチってしまったのがこれ。ミイラ取りがミイラになった好例。

「スッキリング」という名前の、ぐにゃぐにゃした形のリングだ。まるでタツノコプロのアニメタイトルみたいだけど、違う。

この手の「仰向けになって寝た際に、肩甲骨あたりをググッとツボ押ししつつストレッチさせる器具」は昔からいろいろある。有名どころだと「ストレッチハーツ」がある。

あと、肩甲骨まわりをターゲットにしたものではないけれど、「ウェーブストレッチリング」というのが似たような材質と質感で存在する。これは僕、フィットネスクラブに通っていたとき、スタジオレッスンで毎週受講していた。体をイイカンジにひねったり伸ばしたりして、いいものだ。ただし、衝動買いできるお値段ではないし狭い家では使いにくいので、さすがの僕でも買っていない。

今回買ってみた「スッキリング」は、ストレッチハートの派生形というか、真似したような商品だ。お値段がストレッチハートの半額以下の2000円ちょっとなので、バッタ物感が強い。これで商品名に「【令和最新版】」とか「超便利」とか入っているならばお察し、だ。でも、そういうものではなく、口コミ評価も高く、しかも「高いやつを買わなくてもこれで十分」とまで書かれている。

じゃあ買ったらぁ。衝動買いだ。

パートナーには、「ごめん、手が滑って発注しちゃった」ということにしておく。いや、「買ってもいい?と聞いたらすぐにオッケーが出るハズなんだけど、なんだか恥ずかしいので内緒でポチる。

で、届いたこれだが、最初は「?」だった。全然びくともしない。左肩甲骨まわりに、出っ張りが当たるように置いてみたのだけど、全然刺激がない。ダメじゃん。

しかし、その状態でしばらく肩をゆっくり動かしていたら、だんだん左肩甲骨に感覚が戻ってきた。あ、きたぞきたぞ。痛気持ちよさがやってきたぞ。どうやら、左肩甲骨をあまりに使っていなかったので、感覚が鈍感になってしまっていたらしい。

このスッキリングを背中に敷いて仰向けになると、肩が少し地面から浮いた状態になる。この状態で肩を回すと、腕の自重で拘縮した肩をストレッチすることができる。これがとてもいい。外転・外旋の動きをつけるのが簡単で、ゆっくりと腕を回しているうちにずずずぃと可動域が広がっていくのがわかる(ただし、一時間後にもう一度やったらすぐにもとに戻っていて振り出しに戻っているけど。継続は力なり)。

そして、そうやって肩を回しているうちに、スッキリングの出っ張りが少しずつ棘下筋だとか菱形筋にめり込んでいく。おう、良い刺激だ。

5分ほどゆるゆると腕を回していたら、背中の凹凸が少し出てきたような気がする。実物を見ていないので感覚的なものだけど、なんだかそういう爽快感がある。

これは良い買い物をした。今後も使い続けていきたい。

・・・と、健康グッズを買った直後って、いつも・どれもそう感じるんだよな。「これはいい!」と。でも、本当に良い商品でも、そうでない商品でも、いずれ飽きて使わなくなる。それが悲しいところだ。

結局この手のグッズって、使いたいときにさっと使えるように配置されていて、そして使えるだけの場所(寝転がれる広さがある床とか)が必要だ。わざわざ押入れからグッズを取り出して、ちゃぶ台とかソファを動かして床面積を確保して、なんてやってられない。

グッズを買ったなら、併せて「すぐに手にとれるような家の環境づくり」にも気を配りたい。今度のグッズについては、特にそう感じさせた。しばらくはこのスッキリングで肩をグリグリやり続けようと思う。やりすぎると炎症逆戻りなので、そっと、ひたすらそっと、だけれど。

(この項あらためて本当におわり)

コメント

  1. おかでんおかでん より:

    男性は痛風も尿路結石も、女性と比べて多いので激痛系は男ならではのお楽しみ。。。
    かと思いましたが、女性には出産という最大の激痛があるし、膀胱炎にかかりやすいということもある。

    結論として、「人間って、生きるのは大変ですね。」ということです。

  2. ネーマ より:

    四十肩なり五十肩の男女差ですが、
    女性の方が家事が多く、高い棚のものを取る動作を日常的にしているので、肩をよく動かしているから、という話を聞いたことがあります。
    洗濯物を干す、にしても。

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