京橋 恵み屋 本店(05)

2013年08月24日
【店舗数:—】【そば食:582】
東京都中央区京橋

恵み蕎麦普通盛り+ネギ汁

京橋恵み屋

所要のため、有楽町から京橋に向けて歩いていたら、偶然「京橋恵み屋」の横を通りかかった。立ち食い蕎麦屋とは思えないレベルの蕎麦を出す、ということで印象深いお店だ。過去何度かこのお店を訪れたことがあるが、いずれも満足して帰ったっけ。でもそれって、いったい何年前だ?

栄枯盛衰が激しい飲食業界、それでもこのお店はこじんまりとしながらもお店を維持させ続けているのだから素晴らしい。立地条件は決して良いとは思えないし、現に今日今時点では客がゼロだ(土曜日の昼)。

軒先につり下がるメニュー

今日はお昼を食べるつもりはなかったのだが、このお店を見てなんだか食べてみようという気になった。しかしそうなると、対面にある「炒飯のおいしい店」というのぼりを掲げているお店も気になってきた。しばらく、どっちのお店からも等しく同じ距離の場所に突っ立ち、悩む。今の俺はどっちの腹だ?空腹に集中するんだ。胃袋の声を聞け。

結局、「炒飯のおいしい店」にお客さんが一人入っていったので、そっちを敬遠。消去法的に「京橋恵み屋」の暖簾をくぐることにした。

これまでだったら、「炒飯と蕎麦」を天秤にかけるなんてことはしなかった。なぜなら僕は「蕎麦喰い人種」だからだ。でも、2013年夏バージョンの僕においては、蕎麦の優先順位が随分と落ちてしまっている。

店頭には、メニューが紐に吊り下げられていてわかりやすい。「恵み蕎麦」「ダッタン蕎麦」「田舎蕎麦」の3種類があるが、田舎蕎麦は売り切れになっていた。価格は、小盛り(180グラム)350円、並盛り(320グラム)500円、大盛り(500グラム)650円、特盛り(700グラム)800円。昔と比べて値段はどうだったっけ。覚えていない。なお、プラス100円でネギ汁にすることができる模様。これは以前はなかったメニューだと思う。

「恵み蕎麦」の「並盛り」に「ネギ汁」の「冷汁」

客が誰もいない店内に入る。「恵み蕎麦」の「並盛り」に「ネギ汁」の「冷汁」を頼む。しめて600円。

■恵み蕎麦
さらしな系の白っぽい十割蕎麦です。
前日に石臼で挽いたオリジナルブレンドの蕎麦粉を当日朝に製麺しています。
喉越しの良い細麺です。

■ネギ汁 ※温汁・冷汁できます。
当店オリジナルのネギ油を使用した、ゆで玉子入りエスニック調の浸け汁です。
※蕎麦の風味をお楽しみになりたい方にはお勧め致しません。

ほどなく、でき上がった。

あ、やっぱり蕎麦の量は多いな。「並盛り」を頼んだ際、300グラムという記述が目に留まった。待て、300グラムって相当多くないか?でも、「並盛り」扱いだもんな、気のせいか・・・と思っていたのだが、やっぱり実物を見ると相当な量だった。そうだった、このお店はもともと量が多いのだった。

ネギ汁には玉子が一個丸ごとぷかぷか浮いている。ネギ油も浮いている。

恵み蕎麦アップ

食べてみたが、案の定300グラムは相当なものだった。女性なら、この量は持てあます。小盛り180グラムで十分だと思う。食べ終わったら結構な満足感を伴う量。

ネギ汁、「エスニック調」ということだったが、そうだったっけ。そんなにエキゾチックな味ではないが、普通においしいと思う。ただ、玉子目当てでなければ、100円増しにしてまで注文するほどのものではないような気がする。

蕎麦、さほど感動はなし。以前はもっと感動したものだけど、時期が悪いのだろうか。おなかいっぱい蕎麦を食べたくなったら、またここを訪れたい。

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