正月、僕らと入れ違いになる日程で兄貴が姪を連れて帰省してきた。コロナ対策もあって、分散帰省だ。
小学校低学年の姪は、これまでゼロ歳児の弊息子と遊ぶよりも「おじちゃん」である僕と遊ぶことを優先してきた。しかし弊息子もハイハイができるまで成長してきたので、ようやく姪の遊び相手として認識してもらえたようだ。
ただ、その遊ばせ方がやや荒っぽい。まだ立てないのに、両手を掴んで立たせてみたりする。「あなたならもう立てるはずよ。頑張れ!」と優しくフォローしているのかと思って微笑ましくみていたけど、単に加減がわからなかっただけのようだ。
つい数年前までアンタもこんな状態だったでしょうに、と思うけれど、そんなことは姪本人は全く覚えていないわけで、そりゃ手加減のしようがないよな、と思う。

姪が帰省時に良きおもちゃとして遊んでいた、クマのぬいぐるみを押入れから引っ張り出してきた。
このクマのぬいぐるみはリュックになっていて、背負うことができる。そのリュックをタケに背負わせ、ハイハイをさせていた。タケは嫌がるかと思ったけど、案外すんなりと受け入れ、クマを背負ったままリビングをウロウロ。これは可愛かった。
姪に、このクマには名前があるのか?と聞いたら、「クマ太郎!」と教えてくれた。ああ、確かそんな名前だったっけ。安直な名前だけどストレートでわかりやすいね。で、このクマ太郎のチャックからニョキッと突き出ている、一回り小さなクマのぬいぐるみは?
「クマ太!」
安直すぎないか、それ。多分兄貴が適当につけた名前だ。でも、しっかり姪がその名前を使っているのだから、受け入れられたのだろう。ええと、大きいほうがクマ太だったっけ?
「違う!小さい方がクマ太だよ!」
しっかり訂正されてしまった。
(2022.01.01)
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