正月の時点ではつかまり立ちがようやくできる程度だった弊息子。
まあしばらくはハイハイだろうと思っていたけど、そのハイハイがどんどん高速化していくのには驚いた。子育て、というのは目を離してたらダメだな、といつも思う。あっという間に成長していき、それは不可逆なものだからだ。
高速ハイハイを僕も真似てみたけど、膝小僧が痛くてすぐにやめた。親子で追いかけっこしようと思ったのだけど。
子供はこの痛みを耐えてでも、先に進みたいのだろうか。いや、そもそも膝に痛みを感じる神経がまだ未発達なのだろうか。いろいろ考えてみたが、いしが一言
「子供は体重が軽いから、膝に負担がかからないんだ」
と言われて、なるほどそれはそのとおりだと悟った。要するに僕の体重が重すぎて、膝が悲鳴を上げているということだ。
寝返りができるようになったら、仰向けで寝かされると嫌がってすぐにうつ伏せ姿勢になるようになった。
ハイハイができるようになったら、あっという間にそのスピードが上がっていった。
つかまり立ちができるようになったら、最初の数日は「とりあえず立ち上がったはいいものの、このあとどうしよう?」と途方に暮れて、結局尻もちをついていた。でも、一週間後にはスルスルと座ったり立ったりができるようになった。
そして今度は自立だ。大人から見ても感心させられる立ち上がり方で、座っている状態からそのまままっすぐスルッと立ち上がる。前かがみになりながらよっこいしょ、ではなく、頭の軸がブレずに立つ。
どうしてこんな安定感が身についたのだろう?と不思議だが、たぶん子供特有の胴長短足なので、立ったり座ったりがしやすいのだろう。
足腰の筋肉がしっかりしてきたのは親として嬉しいが、これまでは軟体動物のように身体を曲げ、足の指を舐めていたりY字バランスみたいな格好をしていた愛らしさが消えていくのだろうな、と思うと残念でもある。
まだ彼には無限に近い可能性が秘められているけれど、「動くことを身につける」ことで、関節の可動域は減っていく。
(2022.01.16)
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