
弊息子において本棚というものは、本を落とすためのスタートラインという認識らしい。
並べるそばから、ドスンドスンと音を立てて本を落としていく。
面白いもので、軽くてふわふわしているクマの人形は落とす対象から外されている。「これは落とし甲斐がない」と思われたらしい。
ある程度重たくて、表紙という指や爪で引っ張り出しやすい形をした絵本はちょうど彼にとって手頃なものなのだろう。
そういえば、積み木もケースにしまうと、さっそく目をつけてバラバラに撒き散らす。で、一度散らばるとその後はさほど興味を持たないようだ。とにかく、「整然としたものを自分の手で取っ散らかす」ことが快感らしい。
大人のちょっとしたおもちゃで「無限プチプチ」という商品がある。あれと同じように、無限に整理整頓され、子供に無限に散らかされることが繰り返せる何か、を開発できないものだろうか。現在思案中。
底とてっぺんに穴をあけた箱に大きな数珠を通し、子供が引っ張っても引っ張っても永遠に数珠がでてくる、みたいなものを作るとか。いや、たぶんそれだと数珠がいずれ壊れ、玉を誤飲する恐れがあるから危ないな。うーん。
(2022.01.22)
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