ベビーシッターを頼む(その1)

弊息子、体調不良のため一週間近く保育園をお休み。

本人も親もファイティングポーズをとって「保育園に行くぞ」という姿勢を見せてもダメだ。保育園は集団生活を営む場所なので、体調不良の児童を預るわけにはいかない。37.5度以上の熱、または水様便、咳や鼻水が多いようなら登園を断ってくる。

子供という生き物は免疫系がまだ発達途中なので、スカッと体調がよくなる!ということはなかなかなく、「うーん、微妙・・・これはまだ登園は難しいかな」という状態が続いたり、満を持して登園してみたものの、昼ころに園からお電話がかかってきて「熱がまた上がりました。今から迎えに来てください」と言われたりする。

子供を無理に登園させて園にお手間とご迷惑をかけてしまうのは申し訳ないし、そもそも昼に子供を迎えに行くという大変さは極力回避したい。仕事を調整し、切り上げ、有給休暇を取るか20時とか21時から仕事再開、なんてことになる。それだったら最初っから子供を休ませたほうがいい。

言い方が悪いが、子供が熱でぐったりしているならまだ扱いが楽だ。心配だし、体調変化を常に見ていないといけない緊張感はあるけれど、子供が動かない。

しかし実際の子供というのは、熱が少々あっても動き回る。ハイハイしまくる。それで一人遊びをするならまだしも、身体がしんどくてキツいから親に泣きながらしがみついてくる。家にいる間、ずっとだ。

これだと、テレワークは無理だ。

いや、「テレワークやってます」感を出して、実際は子供の世話をやることは可能だ。しかし僕の性格上、テレワークやっているフリをして別のことをやっているというのは嫌だ。ここは、当たり前だけど子供の体調が悪いときは有給休暇を取るし、フレックスタイムで分断勤務もする。そうしかない。

とはいえ、子供の面倒のためにまるっと有給が取れるほど僕も暇じゃない。1日のうち3時間はなんとか子供をなだめすかし、寝かせている間に仕事をし、または夜に仕事を持ち越し、残りを有給として子供の世話をした。

昨年秋、子供が伝染病のRSウイルスに感染したときは心底疲れ、彼が回復し保育園に巣立っていったときは「もうダメだ」と一人で家を出奔し一泊留守にしたくらいだ(いずれこの旅行記は「へべれけ紀行」で書くつもり)。

いしは仕事の関係で、なかなか「急遽休みを取る」とか「フレックス」という働き方ができない。なので子供のトラブルは一元的に僕が引き受けることになる。彼の体調は僕の体調に連動する。

そんなわけで、「ベビーシッター」を使ってみることにした。

ベビーシッターなんて、アメリカの高校生が人生初のアルバイトとして行うものだ、程度の認識で、日本でどの程度そんなサービスが存在するのか全然知らなかった。そもそも、金持ちだけが使えるサービスなんじゃなかろうか、と思っていた。

しかし、最近は子育てに手厚い行政のサービスは、我が家のような平凡な家庭であってもベビーシッターを使うことができるようになっていた。

話が長くなるので、次回にもう少し踏み込んだ話を書く。

(2022.01.26)

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