4月から保育園を転園することになっている弊息子タケ。
これまで通ってきた保育園の担任の先生から、色紙をもらった。そこには「ありがとう」と切り抜かれた折り紙が貼られ、そしていも虫の切り絵と、タケの写真の切り貼りが施されていた。
小規模な保育園だったので、アットホームな雰囲気が親子3人ともとても気に入っていた。園を去ることになったのは、単に「自宅に近い保育園にしたかった」からだ。現状、徒歩で20分くらいかかる園に通っていて、その道中に10か所近くもの別の保育園を素通りしていくという理不尽さがあった。4月からはそれが解消される。
それにしても、「ありがとう」と言いたいのはこちらの側なのに、先生から「ありがとう」という色紙をもらうだなんて。なんて愛情溢れる先生なんだ。しかも、手書きでも十分なのに、わざわざ様々な折り紙をはさみで切って、この色紙を作っている。これ1枚を作るのにどれほど時間がかかっていることか。
もちろんこの色紙、子どもを受け入れている時間中に作成するのは難しいだろう。なにせ0歳児クラスだ、手がかかりっぱなしだ。子どもたちが帰ったあと、夜なべして作っていると思うと心底頭が下がる。こういうことをやったからといって給料が上がるわけではないし。
こんな親身になってくれていた先生だけど、最近お見かけしないな・・・最後のご挨拶をしたいのにな、と思っていたら、色紙を手渡してくれた別の担任の先生から「最近体調不良でお休みをいただいています。もともと3月末で退職する予定だったので、もうお会いできる機会はありません」と告げられてショックだった。この色紙は、体調不良の中、子どもがお散歩で不在にしている間に園に届けにきたのだという。
ありがとう、先生。体調が早く良くなりますように。そしてこれからの人生も良いことがいっぱいありますように。
(2022.03.29)
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