歩かないので地面で遊ぶ

1歳の誕生日を迎えた頃からよく歩くようになった弊息子タケ。

そして、しばらくすると今度は「歩かない」という技を身につけるようになった。わざとへこたれて、地面に座り込んでしまう。手を引っ張っても、踏ん張って動かない。

または、歩くとしてもわざと僕がいる方向とは逆に駆け出してしまう。せっかく時間をかけて数メートル前進したのに、あっという間にプラマイゼロ、またはマイナスになってしまうことがある。

面倒臭いので、とっとと捕まえて抱っこ紐で連れていきたい。でも、本人に歩く意欲がある限りはできるだけ歩かせることにしている。歩く喜びを感じている今のうちにどんどん歩く習慣をつけさせたいからだ。

僕としては、抱っこよりベビーカー、ベビーカーより自力歩行という考え方でいる。抱っこは親として一番楽だけど、子どもの行動と視界を奪ってしまうと考えているからだ。

街中で、ベビーカーに前のめりに座って、周囲をキョロキョロ見渡しているワックワクの子どもを見かけることがある。いろいろな景色が楽しめて、さぞや楽しいことだろう。僕が子どもならきっとそうだ。

でも、ベビーカーは我が家では案外使っていない。取り回しが面倒だからだ。街中の移動、電車、店舗、すべてにおいて邪魔くさい。抱っこ紐の方がまだ楽だ。職場同僚のママさんに話を聞いたら、その家庭でもベビーカーはあまり使わなかった、と言っていた。これは家庭次第。

我が家の場合、子どもを背中に背負ってサイクリングをすることが結構ある。都内無数にあるレンタサイクルの拠点で自転車を借り、乗り捨てる。出先で「今日このあと、自宅まで自転車で帰ろう」というとっさの思いつきに対応するためには、ベビーカーを持ち歩かないほうがいい。

そうやって抱きかかえられることに対して、タケも抵抗する術を身に着けてきた。これまではするっと抱っこができたのだけど、最近は抱っこされたくない時にワザと肩の力を抜くようになった。そうすると脇を抱えることが難しくなるので、親としてはやりにくい。

これまで、タケがギャーギャー泣いて何かを主張するので「タケ怪獣」というあだ名が付けられていた。その発展形として、今は「タケ回収」という言葉が生まれている。タケを自由に歩かせてみて、途中でへこたれたり、道端のゴミを触り始めたり、逆向きに歩き始めたら「タケ回収」。自由時間はおしまいだ。

「いいか?自由が欲しければ、ある程度秩序には従ったほうが最終的には得だからな?」

と1歳の我が子を諭しながら、抱っこする。

(2022.04.09)

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