5月5日子どもの日を前に、保育園からこういうものを頂いた。
鯉のぼりを模したものだろう。そこにいくつかシールが貼ってある。おそらく、弊息子タケがつたない手で貼ったものだと思われる。そこまで上手に貼れるとは思えないので、殆ど保育士さんの手を借りた、コックリさん状態だったと思われるけど。
それと一緒に、赤い鯉のぼりが取り付けられた段ボールにタケが入っている写真が貼られ、そのタケの頭にはカブトの折り紙が被せられているものがついてきた。
手間暇かかっているなぁ、とつくづく感心する。なにしろ、タケは「シールを何枚か貼る」「段ボールの中に入れられ、写真を撮られる」だけだ。あとのお膳立ては全部保育士さんが人数分、一生懸命やっていることになる。
どれだけ時間がかかるんだ、これ?
規則として、保育園の1歳児クラスの場合、園児6名に対して1名の保育士を配置することが求められる。集団行動がまだできない上におむつが取れていない歳なのが1歳児だ。保育時間中は子どもの相手で手一杯だろう。それとは別に連絡帳も書かなくちゃいけないし、こういう季節イベントの準備もある。こりゃあ大変だ。
こういうのを喜ぶ人も相変わらず多いのだろう。でも、我が家は比較的淡白で、「へえ、面白いものを作ったね」と言いつつ写真を1枚撮影したら、ゴミ箱行きとなる。こういうのを後生大事に保管しても、さほど記念にならないと考えているからだ。デジカメで撮影したほうが、むしろ「場所を取らないし、あとあと検索が楽」という考え方だ。
むしろ、こういう手間暇かかる系の季節イベントはなんだか申し訳ない気持ちになる。もっと簡略化できないものだろうか?保育士さんの負担を減らせないものだろうか?と考えてしまう。親がこういうモノに喜んでいる限り、保育園は良かれと思ってあれこれ時間をかけてしまうのではないか?と心配だ。
保育園・幼稚園向け飾り付けや季節イベントがらみのものは、保育士さん手作りではなく極力業者から仕入れたもので済ませられないのだろうか?ほら、小学生が算数ドリルをやる時、いちいち先生手作りのドリルじゃなくて市販品を使うように。
「手作りの温かみを大事にしたい」という漠然とした概念で保育士さんが疲弊するのは残念なので、楽できるところは楽してほしい。1保護者としてそう思う。
(2022.05.02)
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