デラウェアに限って夢中

弊息子タケは、親が期待していたほどフルーツを好まない。

「ウワア!果物だ!」とウキウキして、ご飯そっちのけでデザートを待ちわびる・・・そんな可愛いシーンを想定していた過去がありました。でも実際は、案外ウケが良くない。

歯が生えていないからリンゴなんかは食べにくいのだろう、と理解して、みじん切りにしたりすりつぶしたりスティック状にしたり、あれこれ試してみた。しかしどれも微妙。歯の問題ではなく、単に好みの問題っぽい。

やめてほしいのが、リンゴをかじったあと、飲み込まないでそっぽを向き、床にボタボタボタ・・・と食べたものを吐き捨てることだ。嫌がらせなのか、それともエチケットのつもりなのか、またはこれが面白いと思っているのか、さっぱりわからない。まだ「やだ!食べない!」と最初っから拒絶してくれたほうがわかりやすいのに。

そんなタケだけど、デラウェアに限って目の色が変わった。

ピオーネやシャインマスカットだと口の中に入れても口からポロポロ吐き出すし、親からスプーンで差し出されてしぶしぶ食べるといった感じだ。なのに、デラウェアだけは違う。自らぶどうの房に手を伸ばし、「もっとくれ」とせがむ。

親はせっせと1歳児様のために小さなデラウェアの皮をむくことになった。

なんでデラウェアだけ食いつきが良いんだ、と不思議だが、たぶんわかりやすい甘さがウケたんだろう。ピオーネやシャインマスカットは、甘さの中にも渋みがわずかに含まれているものだ。その点デラウェアはパーンと華やかに甘い。

だったらリンゴもミカンも梨もパイナップルも食べてくれよ・・・と思うが、酸味が混じっているとお気に召さないっぽい。

まあ、それだけ味覚神経がしっかりしていらっしゃる、ということで健康でなにより。

(2022.07.30)

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