最近のタケは、ベビーカーに乗せられるのをとても嫌がる。
昔は「どこかに連れて行ってくれるの!?」とちょっと嬉しそうにしていたものだけど、1歳半になろうかという今となっては「ベルトで拘束される!自由を返せ!」という事案に発展しているようだ。
一旦ベビーカーに乗せられると大人しくなるけれど、それまでが大変だ。場合によっては大の大人二人がかりで押さえつけないと座ってくれない。おかしいなあ、こういう乗り物に乗せられて後ろから押して貰うって、もっと子どもはワクワクするものだと思っていたのだけれど。
それはともかく、タケはベビーカーに乗ると決まって足を手すりの上に乗っける。偉そうな見た目だし、お行儀が良いものではない。
「足がむくむので、できるだけ足を上にあげていたいんですよ」
昔、帰宅すると足だけをソファの上に乗っけていたいしがそう語っていた。まるでその光景を見ているかのようだ。もちろん、1歳児の足がむくむなんてことはないけど、見た目は似てる。
そろそろベビーカーが小さくなってきたのかもしれない。「じゃあ、歩いてくれ」と思うんだが、彼はまだそこまでの体力も気合いもない。体力については、ヘトヘトになるまで動いてくれればお昼寝も夜寝もよくしてくれるのでありがたいのだが、その手前でへこたれて「抱っこ!」と親にしがみつく。やっぱりベビーカーはまだ当分必要だ。その間はきゅうくつでも我慢してくれ。
(2022.08.07)
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