たけちゃんとテレビ

昔はぼんやりとしかテレビを見ていなかった弊息子タケだけど、最近は意識を集中させてテレビ画面を見るようになってきた。

それは良いことなんだけど、テレビに気を取られるあまりにどんどん画面に接近し、最後は画面を叩いたりしはじめるので困る。

そういうときは、一旦彼をテレビから引き剥がし、画面の遠くに椅子代わりの洗面台の踏み台を置いて座らせることにしている。

彼がまだ1歳になる前は、テレビ東京の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」を見せていた。しかし今ではもっぱら、Eテレの「いないいないばぁ!」と「おかあさんといっしょ」になってきている。

「シナぷしゅ」は民放が乳幼児向けテレビ番組を新規に制作するという点でとても意欲的な取り組みだ。全番組をYouTubeで配信しているのも度肝を抜かれるし、さらに24時間ぶっ続けで過去のアーカイブを再放送配信し続けているというのもビビる。

スタジオトークが一切ない番組で、数分程度の映像コンテンツをいくつも組み合わせて構成されている。

どちらかというと、子どもが主体的に楽しいというよりも「大人が一緒に見ても楽しめる」という印象だ。子供向け料理のレシピ紹介コーナーがあるので、大人向けの要素が混じっている。ちなみに我が子はこの料理コーナーになると飽きてテレビから離れる。

他にも、到底子どもには歌えないようなラップの曲とか、早口で歌う曲とか、子どもが一緒になって歌ったり踊ったりするような要素が少ないコンテンツが多い。あと、尺が長くて子どもの集中力が続かないものも多い印象だ。

その点、Eテレはすごい。お金のかけ方が金満放送局NHKならではだし、子どもが飽きないで番組に集中できるような演出が随所にある。特にいないないばぁ!は飽きっぽい幼児に考慮して、1コンテンツの時間がとても短い。

僕がタケにテレビを見せるときは、いつも僕が家事に追われているときだ。キッチンで料理を作っているので、その間はタケにおとなしくしていてほしい。テレビ漬けの習慣は身につけてほしくないけれど、テレビを見るときはしっかりテレビに釘付けになってほしいものだ。親の都合だけど。

(2022.09.17)

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