弊息子タケ、人生初の動物園。
アクリルパネル越しにトラが襲いかかってくる、とかテナガザルにガン見される、という迫力ある展開だったけど、1歳半児童にとってはまだいまいちピンと来ていないようだった。
そもそも何のために今ここにいるのか、という趣旨を理解できていない様子だった。なので、目の前に動物がいても、その動物をじっと観察するということに集中できない。それよりも、近くにいる来場者をキョロキョロ見たり、休憩用のベンチが気になったり。
僕は雷鳥の飼育エリアに行った際に興奮し、「ほら!タケ!雷鳥といえば日本の高山に生息する鳥の象徴だぞ!いつか一緒に見に行けるといいよな!」とカメラで「タケと雷鳥」の2ショットを撮影しようと頑張ったけど失敗。ガラスやアクリル板越しの動物撮影って難しいな。しかも、動物も子どももカメラマンの思い通りには動いてくれないし。
結局タケが一番面白がっていたのは、ゴリラが飼育されているエリア近くの道ばただった。歩道と植物との境目に人工的な岩場がちょこっと作られていて、彼はそこをよじ登ったり降りたりを繰り返していた。
彼からすると、なんかよくわからん生き物を見せられるよりも、自分の身体を使って遊んだほうが楽しかったらしい。まあ、そりゃそうか。
動物園に行ったらクソ真面目に動物をひとつひとつ観察しなくちゃいけない、というルールはない。彼のように自由に遊ぶのも良いものだな、と考えを改めた。また動物園に行こう。
(2022.08.21)
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