少しずつ絵本に興味を持つ

これまで絵本を読み聞かせようとしても、うまくいかないことが多かった。

自分でページをバンバンめくっていき、読み聞かせが成立しない。

「むかーしむかし・・・(ページパラパラ)・・・おしまい」

と、わずか10秒程度で終わってしまうことはザラだ。

たぶん、絵やストーリーにはほぼ興味がなく、「自分で本を触る。紙を触るとページがめくれる」という触感のほうが楽しいのだろう。

絵本が嫌いな子どもはほとんどいないはずだ。だから弊息子タケもいずれは好きになるのだろう。そうだとわかっていても、ほとんど相手にされない状況に親の意欲が萎えてくる。せっかく良かれと思って一肌脱いているのに。

日常のコミュニケーションにおいて、こうも善意が裏切られることはなかなかないので、子育てというのは忍耐が必要だ。そしてその忍耐が持てるだけの愛情と親近感を子どもに持っていないと、僕には厳しい。たぶん、僕は継父として子育てをするのは苦手だと思う。

最近はようやく、絵本の内容そのものに興味を持つようになってきた。どうやら、オノマトペが使われているものや、「●●さーん」「はーい!」みたいなやりとりがある本だと、「おや?」と関心が向かう。逆に、だらだらとシチュエーションを語っている内容だと、すぐに飽きる。

図書館に行っての絵本探しは親にとって真剣勝負だ。彼のレベル感に合うであろう内容の本を探し当てるのは大変だ。しかも、以前借りた本とはできるだけ違う作風やテーマのものにしたい。

タケに自由に本を選んできてもらうと、まだ読めもしない「おさるのジョージ」を持ってくるので、それは却下している。現時点で彼の基準は、「読みたい本を持ってくる」ではなく、「手あたり次第、目についた本」で「持ち歩くのに手ごろなサイズと運んでる感を実感できる重さの本」だ。

(2022.08.16)

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