お手製チャイルドロックとして、扉に10円玉を貼り付けた

いしがなにやらやっていると思ったら、トイレの扉(外側)に10円玉を貼り付けている。なんだこれは。

聞くと、「最近、タケちゃんがドアノブを開け締めできるようになってきたから」と言う。10円玉を使って鍵穴を動かし、外から鍵をかけるという。

なるほど、確かにそうだ。

まだ身長が90センチにも満たないタケだが、毎月1センチくらいのペースで背が伸びている。そして「背伸びをする」「ジャンプをする」「よじ登る」「踏み台を持ってくる」というテクニックを身に着けたため、高いところが大人の安住の地ではなくなってきた。

話がずれるが、僕が小学校の頃、父親が読み終えた週刊現代とか週刊ポスト、週刊宝石といったおじさん向け雑誌は子どもの手が届かないように衣装ダンスの上に置いてあったものだ。で、僕はというと、親が不在の間にタンスの引き出しに足をひっかけてよじ登り、週刊誌を貪るように読んだものだ。そして親が帰ってきたら、慌てて元の位置に戻す、ということをやっていた。

なんでそんなことをやっていたかというと、当時の雑誌はエロいグラビアとか、公園でいちゃついているカップルの盗撮映像とか、そういうのが多かったからだ。あと、歌舞伎町の最新事情を解説する記事なんかもあって、広島在住の少年おかでんは「歌舞伎町、というのはエロくて怖くてヤバい場所なんだな」と思っていたものだ。

話を戻す。

既に1歳のタケに対して、「トイレを突破される恐れ」を懸念する段階に差し掛かっているとは感慨深い。だとしても、中で用をたしている最中の突撃に対しては通常の鍵で対応できるし、外から鍵をかけるのはちょっと意味がわからない。

いしに聞いてみると、「勝手に中に入って、便座によじのぼって転落したら大変だから」という。確かに。つるーんと滑って、陶器で硬いったらありゃしない便器に頭を打ったら、病院送りだ。最悪、死ぬかもしれない。

我が子に不幸があったとき、親戚知人に「この度はご愁傷さまでした。で、死因は・・・」と聞かれたら返す言葉がない。「便器に頭をぶつけて死にました」というのは1歳児とはいえ恥ずかしい。

こういう心配をしなくちゃいけない成長期になってきたのかー。

(2022.10.31)

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