図鑑に夢中

こんなに図鑑がツボにはまるとは思っていなかった。

動物図鑑をずっと読んでいる。絵本の場合、親に読み聞かせてもらわないといけないのに対し、図鑑の場合は一人で黙々と読む。

「将来学者になるぞこりゃあ」みたいな、昭和時代の親が言いそうなことは僕は言わない。

おそらく、いろんなポーズで、さまざまな体型の生き物がいっぱい載っているので飽きないのだろう。

1ページずつ丹念に読み込んでいるのかというとそうではなく、めくれやすい癖がついてしまっているページばっかりを繰り返し見る。図書館で借りてきた本なので、ページによって癖があるからだ。で、同じページを何度も見返している。

適当にバサバサとページをめくり、時々ゾウのページに行き当たると「ゾウ!」と叫ぶ。自分が覚えている言葉だからだ。

正確に言うと、「ゾウ」というより「ドゥ」に近い発音をする。日本語的ではない、謎言語だ。ああ、この頃から英語を学ばせておけばネイティブに近い発音になるんだろうな、とは思うが親の手がまわらないので無理。

ページの上下は全く気にしない。写真に写っているように、上下逆でも平気で図鑑を読んでいる。おそらく2歳にも満たない幼児の場合、絵や図が逆さまに表示されていたら理解できないはずだ。脳内で180度回転させるという知能が備わっていないはずだ。それでも彼は熱心に読む。

このまま図鑑を読ませていれば、親としては楽かもな・・・と思う。でも、ちゃんとお話を読み聞かせないとよくないだろうな、とも思うので、図鑑は適度に読ませるつもりだ。

なお後日、魚の図鑑を見せてみたら、ほとんど興味を示さなかった。図鑑なら何でも良い、というわけではないようだ。

(2022.11.11)

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