知人からクール宅急便で贈りものが届いた。

発泡スチロールの箱に興味津々の弊息子タケ。
ダイニングテーブルにこめかみを押し付けて、一体何が出てくるのだろう?と観察している。
こうやって見慣れないものに興味を示すようになったのは大きな成長だし、「早く見たい!蓋が開く瞬間を見たい!」という前のめりな姿勢を示すようになったのも進化だ。
ちょっと前まで、もう少しボンヤリした性格だったのに。
記憶力が備わってきたこともあり、「見たことがあるもの」「そうではないもの」というのをちゃんと識別できるようになったのが大きい。

中から出てきたのは、「とらふぐ塩辛」の瓶詰めだった。
タケちゃん、これは残念。
たいそう結構な贈りものを頂いたけれど、さすがに1歳児にとらふぐ塩辛は無理だ。ご飯のお供、というより酒のつまみだ、これ。ご飯の上にのっけるにしても、1歳児が「塩辛とご飯を絶妙な比率で口の中に運ぶ」なんて芸当は無理だ。単に塩辛だけ食べて、「なんだコレ!辛い!」となるに決まってる。
この塩辛は大人が回収し、冷蔵庫の中へ移された。タケとしては、これが食べ物であるという認識には至らなかったらしく、「食べたい!」とせがむことはせず大人の回収をそのまま見送った。
なんか重たくて冷たいものが箱の中に入っていたぞ、という正体がわかったところで、彼にとっては納得したのだろう。
(2022.11.13)
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